昨日(2014年10月8日)の動向

東京市場では、米10年債利回りの低下などを受け米ドル売りが強まると、米ドル/円は108円台を割り込み一時107.80円レベルまで下落しました。海外市場では、欧州株価やNYダウ上昇が好感され、米ドル/円は一時108.70円レベルまで上昇。その後、FOMC議事録で「ドル高が輸出や成長にとってリスク」、「一部の参加者はドル高がインフレを下押す可能性を指摘」との内容が伝わると、再び米ドル売りが優勢となり、米ドル/円は108円ちょうどの水準まで下押す展開となりました。

2014年10月8日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 108.130 108.748 107.753 108.130
ユーロ/円 136.954 137.936 136.655 137.688
豪ドル/円 95.296 95.682 94.696 95.569

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2014年10月9日)の展望

【米ドル/円】

上値では、109円台を早期に回復できるかが焦点となりそうです。一方下値では、108円割れの局面では下げ渋る展開となっており、同レベルがサポートとして機能するかに注目です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 109.00 109.80 107.75 107.00

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

上値では、138円ちょうどをしっかりと上抜けることができるか注目です。一方下値では136.50円レベルや136円ちょうどなどでサポートされるかが焦点となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 138.00 138.50 136.50 135.80

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

上値では、96円ちょうどをしっかりと上抜けることができるかが焦点となりそうです。一方下値は、日足・200日移動平均線が位置する94円台半ばレベルがサポートとして機能するかに注目です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 96.00 96.90 95.00 94.20

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2014年10月9日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2014年10月9日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
15:00 (独)貿易収支 177億ユーロ 234億ユーロ
★★ 20:00 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表 0.50% 0.50%
★★ 21:30 (米)前週分新規失業保険申請件数 29.5万件 28.7万件
★★ 24:00 (欧)ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言 N/A N/A
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します