昨日(2014年9月29日)の動向
東京市場では、安倍首相が臨時国会の開会にあたって、「デフレ脱却目指し、引き続き経済最優先」、「消費増税の景気への影響に目配り」との所信表明を受けた政策期待で、米ドル/円は一時109.75円レベルまで上昇。2008年8月以来の高値を付けました。海外市場では、米株価が底堅さを示したことや、米金利の低下一巡がしたことで下値は限定的。今週半ばから欧米で注目度の高いイベントが控えていることや四半期末を控えて様子見ムードが広がり、その後は109円半ばでのもみ合いとなりました。
2014年9月29日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 109.394 | 109.751 | 109.137 | 109.489 |
ユーロ/円 | 138.721 | 139.137 | 138.610 | 138.930 |
豪ドル/円 | 95.826 | 95.842 | 95.142 | 95.477 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2014年9月30日)の展望
【米ドル/円】
上値では、大台の110円を意識した値動きとなりそうです。一方下値では、109円ちょうどや108.50円など各節目を意識した値動きとなりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 110.00 | 110.50 | 109.00 | 108.50 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
本日発表を控える独、欧州の失業率に注目です。上値では、139円ちょうどを回復できるか注目です。一方下値では、138円ちょうどや日足・50日移動平均線が位置する137.70円レベルなどが意識されそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 139.00 | 139.80 | 138.00 | 137.50 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
豪ドル/円は上値の重い地合い継続。上値では、96円台を回復できるか焦点となりそうです。一方下値では95円ちょうどレベルでサポートされるかが焦点となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 96.10 | 96.90 | 95.00 | 94.20 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2014年9月30日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2014年9月30日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★ | 16:55 | (独)9月失業率 | 6.7% | 6.7% |
★★★ | 17:30 | (英)4-6月期四半期国内総生産(GDP、確定値)(前期比) | 0.8% | 0.8% |
★★ | 18:00 | (欧)9月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比) | 0.3% | 0.4% |
★★ | 18:00 | (欧)8月失業率 | 11.5% | 11.5% |
★★ | 22:00 | (米)7月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比) | 7.4% | 8.1% |
★★ | 22:45 | (米)9月シカゴ購買部協会景気指数 | 62.0 | 64.3 |
★★ | 23:00 | (米)9月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) | 92.5 | 92.4 |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します