昨日(2014年9月17日)の動向

海外市場序盤では、FOMC声明がタカ派の内容となるとの思惑を背景に米ドル/円は年初来高値を更新し、107.65円レベルまで上昇しました。公表された声明では、注目されていた低金利政策の期間について「相当の期間」の文言は維持されたものの、同時に公表された経済・金利見通しが、従前よりも早いペースでの利上げが見込まれる内容であったことから、米ドル/円は108.10円レベルまで上昇しました。その後は、一旦107円台後半レベルまで戻す動きとなったものの、イエレンFRB議長が「FRBは今後の経済次第で行動を早める柔軟性がある」などと発言したことを受けて米ドル買いが加速、108.40円レベルまで上値を拡大する動きとなりました。

2014年9月17日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 107.121 108.385 107.095 108.313
ユーロ/円 138.852 139.641 138.773 139.345
豪ドル/円 97.373 97.466 96.976 97.062

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2014年9月18日)の展望

【米ドル/円】

米ドル/円はFOMCの結果やイエレンFRB議長の発言を受けて108円台へ上昇しました。日足ボリンジャーバンドの2σに沿った上昇が続いており、大台の110円を抜けられるかが焦点となりそうです。下値では108円台を維持できるかがポイントとなりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 109.00 110.00 106.60 106.00

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロ/円はドル円に連れ高となる形で139円台へ上昇しました。上値では節目の140円を越えられるかが焦点となりそうです。一方下値では139円ちょうどや日足・100日移動平均線の位置する138.25円レベルなどがサポートとして機能するか注目です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 140.00 141.00 139.00 138.25

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

豪ドル/円は97円前半レベルで限定的な動きとなりました。上値では節目の98円ちょうど、下値では96円ちょうどや日足・100日移動平均線の位置する95.70円レベルなどがそれぞれポイントとなりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 98.00 98.60 96.00 95.70

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2014年9月18日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2014年9月18日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 17:30 (英)8月小売売上高指数(前月比) 0.4% 0.1%
★★ 21:30 (米)8月建設許可件数(年率換算件数) 104.0万件 105.2万件
★★ 21:30 (米)前週分新規失業保険申請件数 30.5万件 31.5万件
★★ 21:30 (米)8月住宅着工件数(前月比) -5.2% 15.7%
★★ 21:30 (米)8月建設許可件数(前月比) -1.6% 8.1%
★★★ 21:45 イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長、発言 N/A N/A
★★ 23:00 (米)9月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 23.0 28.0
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します