昨日(2014年9月4日)の動向
東京市場では黒田日銀総裁会見やECB理事会を前に動意に欠ける動きとなりました。その後の黒田総裁会見では米ドルが強くなることはファンダメンタルズで見ても不思議ではないと発言したことや米ドル高は日本にとってマイナスにならないと発言したことで米ドル/円は一時105円に回復しました。一方欧米市場では、ECBが理事会で主要政策金利を0.05%に引き下げたことでユーロ売りが加速し、ユーロ/円は137円台後半から一時136円を割り込む水準まで下落しました。
2014年9月4日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 104.780 | 105.362 | 104.725 | 105.212 |
ユーロ/円 | 137.773 | 138.008 | 135.968 | 136.212 |
豪ドル/円 | 97.914 | 98.592 | 97.876 | 98.400 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2014年9月5日)の展望
【米ドル/円】
引き続き、年初来高値である105.45円レベルを抜けることができるかが焦点となりそうです。ボリンジャーバンドは+2σを下回りつつあり過熱感も一服しつつあります。下値では節目の104.50円レベル付近がサポートとして機能するか注目です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 105.45 | 106.00 | 104.50 | 104.00 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ECB金利引き下げによりユーロ/円は一時136円を割り込み下落しました。目先は8月8日安値135.72円や135.00レベルがサポートとして機能するか注目です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 137.00 | 137.50 | 135.70 | 135.00 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
豪ドル/円は98円台に突入し、引き続き堅調な推移となっています。ただし週足ベースではボリンジャーバンドの3σ近辺まで上昇していることで、反落には警戒が必要です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 98.70 | 99.00 | 98.00 | 97.50 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2014年9月5日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2014年9月5日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★★ | 18:00 | (欧)4-6月期四半期域内総生産(GDP、改定値)(前年同期比) | 0.7% | 0.7% |
★★★ | 21:30 | (米)8月失業率 | 6.1% | 6.2% |
★★★ | 21:30 | (米)8月非農業部門雇用者数変化(前月比) | 23.0万人 | 20.9万人 |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します