昨日(2014年9月3日)の動向
東京市場では前日までの米ドル買いの流れを引き継ぎ、米ドル/円は一時105.30円レベルまで上昇となったものの、その後は日経平均株価の反落に伴い利益確定の売りが優勢となり、104.90円レベルまで下落する動きとなりました。海外市場では、ウクライナのポロシェンコ大統領がロシアとの停戦合意を発表したことや、米長期金利が堅調となったことを背景に米ドル/円は一時105円台を回復。しかしウクライナ問題には引き続き不透明感があることや米長期金利の下落、重要イベントを控えたポジション調整の売りに押され、104.80円レベルまで下落する動きとなりました。
2014年9月3日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 105.089 | 105.309 | 104.74 | 104.774 |
ユーロ/円 | 137.997 | 138.267 | 137.678 | 137.788 |
豪ドル/円 | 97.467 | 98.118 | 97.442 | 97.887 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2014年9月4日)の展望
【米ドル/円】
上値では105円台を回復できるかや年初来高値である105.45円レベルを抜けることができるかが焦点となりそうです。下値では節目の104.50円レベルや10日移動平均線の位置する104.30円レベルなどがサポートとして機能するか注目です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 105.00 | 105.45 | 104.50 | 104.00 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーロ/円はウクライナ関連の報道に神経質な動きが続いています。上値では138円にしっかりと乗せることができるかがポイントとなりそうです。下値では137円ちょうどでサポートされるかが焦点となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 138.00 | 138.25 | 137.70 | 137.00 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
豪ドル/円は一時節目の98円を上抜け、引き続き堅調な推移となっています。ただし週足ベースではボリンジャーバンドの3σ近辺まで上昇していることで、反落には警戒が必要です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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豪ドル/円 | 98.50 | 99.00 | 97.50 | 97.00 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2014年9月4日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2014年9月4日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★★ | 20:00 | (英) イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表 | 0.50% | 0.50% |
★★★ | 20:00 | (英)英中銀資産買取プログラム規模 | 3,750億ポンド | 3,750億ポンド |
★★★ | 20:45 | (欧)欧州中央銀行(ECB)政策金利 | 0.15% | 0.15% |
★★★ | 21:15 | (米)8月ADP雇用統計(前月比) | 22.0万人 | 21.8万人 |
★★★ | 21:30 | (欧)ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見 | N/A | N/A |
★★ | 21:30 | (米)7月貿易収支 | -424億ドル | -415億ドル |
★★ | 21:30 | (米)前週分新規失業保険申請件数 | 30.0万件 | 29.8万件 |
★★★ | 23:00 | (米)8月ISM非製造業景況指数(総合) | 57.7 | 58.7 |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します