昨日(2014年8月4日)の動向
主要国の金融政策決定会合が週後半に控えていることから、全体的に様子見ムードが強く小幅な値動きとなりました。米ドル/円は、欧州勢による米ドル買いなどにより、一時102.70円レベルまで上昇しましたが、米10年債利回りが低下すると一転して米ドル売り優勢となり、ロンドンフィキシングに掛けては一時102.40円レベルまで下落する展開となりました。その後、ポルトガル政府が経営不安の高まっていた大手銀行バンコ・エスピリト・サントの救済を発表すると、NYダウが100ドル近く上昇。米ドル/円もリスクオンの流れから102.50円レベルまで買い戻されました。
2014年8月4日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 102.507 | 102.725 | 102.408 | 102.577 |
ユーロ/円 | 137.691 | 137.897 | 137.418 | 137.653 |
豪ドル/円 | 95.453 | 95.748 | 95.413 | 95.723 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2014年8月5日)の展望
【米ドル/円】
米雇用統計は市場の事前予想を下回ったものの、FRBによる将来の利上げを見越した機関投資家の米ドル買いも根強く下げ渋る展開となっています。ただ、海外勢は徐々に夏休み休暇に入っていることから積極的なポジションは取りにくく、しばらくは102円台でのレンジ相場が続きそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 102.800 | 103.100 | 102.400 | 102.000 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
今週はECB政策金利の発表に注目が集まっています。136円から138円でのレンジ圏を上下どちらに放れるかが焦点となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 137.800 | 138.100 | 137.430 | 137.000 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
今週は、政策金利や失業率の発表を控えています。上値では、96円台にしっかりとのせきることができるかが焦点となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 95.800 | 96.100 | 95.400 | 95.000 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2014年8月5日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2014年8月5日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★ | 17:30 | (英)7月サービス業PMI | 58.0 | 57.7 |
★★ | 18:00 | (欧)6月小売売上高(前月比) | 0.5% | 0% |
★★ | 18:00 | (欧)6月小売売上高(前年比) | +1.4% | +0.7% |
★★★ | 23:00 | (米)7月ISM非製造業景況指数 | 56.5 | 56.0 |
★★ | 23:00 | (米)6月製造業受注指数(前月比) | +0.6% | -0.5% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します