昨日(2014年7月30日)の動向
東京市場では、米GDP、ADP雇用者数、FOMCなどの注目イベントを控え様子見ムードが広がり、米ドル/円は102円台前半レベルで小幅にもみ合う動きとなりました。海外市場では、第2・四半期の米実質国内総生産(GDP)が市場の事前予想を上回る大きな伸びとなり、米連邦準備理事会(FRB)がタカ派的姿勢を強めるとの観測が広がり、米ドル/円は、一時102.87円レベルまで上昇。その後のFOMCの結果公表前に米長期金利が上昇幅を広げたことで、米ドル/円は一時103円台を回復し、103.07円レベルまで上げ幅を拡大しました。ただ、その後発表されたFOMC声明文を受け、一部高まっていた早期利上げ観測が後退し米ドル買いの流れは一服。米ドル/円は102円後半レベルでもみ合う動きとなりました。
2014年7月30日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 102.100 | 103.077 | 102.038 | 102.784 |
ユーロ/円 | 136.904 | 137.826 | 136.833 | 137.684 |
豪ドル/円 | 95.802 | 96.111 | 95.613 | 95.897 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2014年7月31日)の展望
【米ドル/円】
上値では、103円ちょうどをしっかりと上回ることができるかが焦点となりそうです。一方下値では、日足・200日移動平均線が位置する102.16円レベルが意識されそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 103.000 | 103.500 | 102.000 | 101.000 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
上値では、138円台にしっかりとのせることができるかが焦点となりそうです。一方下値では、137.00円でサポートされるかが焦点となりそうです
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 138.000 | 139.000 | 137.000 | 136.500 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
上値では、96円台をしっかりと上抜くことができるかが焦点となりそうです。一方下値では、日足・50日移動平均線が位置する95.45円レベルや節目となる95円ちょうどなどがサポートとして機能するか注目されます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 96.200 | 96.500 | 95.300 | 95.000 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2014年7月31日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2014年7月31日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★ | 18:00 | (欧)7月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比) | 0.5% | 0.5% |
★★ | 18:00 | (欧)6月失業率 | 11.6% | 11.6% |
★★ | 21:30 | (米)新規失業保険申請件数 | 30万件 | 28.4万件 |
★★★ | 22:45 | (米)7月シカゴ購買部協会景気指数 | 63 | 62.6 |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します