200日移動線を巡る攻防、米ドル/円

昨日（2014年6月26日）の動向

東京市場では、四半期末に絡んだ国内・輸出企業などによる円買い需要などから、米ドル/円は仲値にかけて一時101.70円レベルを一時割り込む展開となりました。海外市場では、この日発表された米経済指標が弱い数字となったことをきっかけに、米ドル/円は日足・200日移動平均線を下回り、一時101.50円レベルまで下落しました。その後は下げ幅を拡大していたNYダウが持ち直すと、米ドル/円も101.70円レベルまで上昇する展開となりました。

2014年6月26日のBID値	始値	高値	安値	終値
米ドル/円	101.842	101.853	101.497	101.707
ユーロ/円	138.789	138.828	137.918	138.431
豪ドル/円	95.773	95.815	95.404	95.733

米ドル/円　1時間チャート

ユーロ/円　1時間チャート

豪ドル/円　1時間チャート

本日（2014年6月27日）の展望

【米ドル/円】

米ドル/円は一時日足・200日移動平均線を下回り101.50円レベルまで下げました。下値では、引き続き同ラインがサポートとして機能するかに注目です。一方上値では、102円台を回復できるかが焦点となりそうです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
米ドル/円	102.000	102.400	101.500	101.200

米ドル/円　5分足チャート

【ユーロ/円】

昨日の下げでユーロ/円は一時138円を割り込む展開となりました。引き続き同水準の攻防に注目です。一方、上値では、日足・200日移動平均線が位置する138.90円レベルをしっかり上抜けられるかが焦点となりそうです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
ユーロ/円	138.900	139.300	138.000	137.700

ユーロ/円　5分足チャート

【豪ドル/円】

米ドル/円の下落に対して、豪ドル/米ドルが底堅く推移したことで豪ドル/円の下げ幅は限定的となりました。上値では、節目の96円台を上回ることができるかが焦点となりそうです。一方下値では、日足25日移動平均線が位置する94円台前半レベルがサポートとして機能するかが焦点となりそうです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
豪ドル/円	96.000	96.500	95.300	95.000

豪ドル/円　5分足チャート

• ※ 上記各5分足チャートは、当日 2014年6月27日 現在のものです。
• ※ コメント欄の語句について　R＝上値抵抗線　S＝下値支持線

本日（2014年6月27日）の主な指標

注目度	発表時間	指標	予想	前回
★★	17：30	(英)1-3月期四半期国内総生産（ＧＤＰ、確定値）(前期比)	0.8％	0.8％
★★	17：30	(英)1-3月期四半期国内総生産（ＧＤＰ、確定値）(前年同期比)	3.1％	3.1％
★	18：00	(欧）6月消費者信頼感（確定値）	N/A	-7.4
★	21：00	(独)6月消費者物価指数（ＣＰＩ、速報値）(前月比)	0.2％	-0.1％
★	22：15	(米)6月ミシガン大学消費者態度指数・確報値	82.0	81.2

• ※ 発表時間はいずれも東京時間
• ※ 注目度は★低～★★★高で示します

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