昨日(2014年5月21日)の動向
東京市場では、日銀金融政策の現状維持が発表され、注目された声明では設備投資が緩やかに増加していると判断が上方修正されたことから、米ドル/円は101.38円レベルまで上昇しました。海外市場では、黒田日銀総裁の記者会見で、追加緩和を促す発言がなかったことが嫌気され、米ドル円は100.80円レベルまで急落。ただ、その後米株価が大幅上昇となったことや米10年債利回りが上昇したことをなど受けて101.60円レベルまで反発する動きとなりました。なお、注目されていたFOMC議事録では前回の見通しと変更がほぼなかったことから市場の反応は限定的となりました。
2014年5月21日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 101.309 | 101.614 | 100.822 | 101.349 |
ユーロ/円 | 138.802 | 138.927 | 138.141 | 138.719 |
豪ドル/円 | 93.619 | 93.796 | 93.008 | 93.763 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2014年5月22日)の展望
【米ドル/円】
米ドル/円は一時101円台を割り込む動きとなったものの、その後反発。長い下ひげを残した、陽線引けとなりました。ローソク足の実体部分は、日足・200日移動平均線でサポートされていることから、同ラインが引き続きサポートとして機能するかが焦点となりそうです。一方上値では、心理的節目101円半ばレベルや102円ちょうどを上抜くことができるかが焦点となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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米ドル/円 | 101.700 | 102.000 | 100.800 | 100.500 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーロ/円は日足移動平均線200日線が位置する138円前半まで下落。上値では、一目均衡表の雲の下限が位置する140円ちょうどが意識されそうです。一方下値では、200日移動平均線が位置する138円ちょうど付近がサポートとして機能するかに注目です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 140.000 | 140.400 | 138.100 | 137.500 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
豪ドル/円は一時93円ちょうどまで下落しました。上値では、94円台を回復できるかが焦点となりそうです。一方下値では93円ちょうどや日足・200日移動平均線が位置する92.80円レベルなどが意識されそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 94.000 | 94.500 | 93.000 | 92.500 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2014年5月22日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2014年5月22日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★ | 10:45 | (中)5月HSBC製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値) | N/A | 48.1 |
★★★ | 17:30 | (英)1-3月期四半期国内総生産(GDP、改定値)(前期比) | 0.8% | 0.8% |
★★★ | 21:30 | (米)新規失業保険申請件数 | 31.0万件 | 29.7万件 |
★★★ | 23:00 | (米)4月中古住宅販売件数(前月比) | 2.2% | -0.2% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します