昨日(2014年5月20日)の動向

東京市場では、日経平均株価が上昇したことなどを受け、米ドル/円は101円台半ばレベルまで上昇。その後、上値の重さが確認されると、101.20円レベルまでじりじりと値を下げる展開となりました。海外市場では、21日に予定されている、日銀金融政策決定会合の結果発表と黒田東彦総裁の会見、また米FOMC議事録公表を控え、様子見から積極的な取引が手控えられ、米ドル/円は101円台前半レベルで小幅な値動きとなりました。

2014年5月20日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 101.464 101.590 101.185 101.304
ユーロ/円 139.081 139.313 138.538 138.808
豪ドル/円 94.646 94.731 93.557 93.629

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2014年5月21日)の展望

【米ドル/円】

下値では、日足・200日移動平均線が位置する101円前半レベルがサポートとして機能するかが焦点となりそうです。同ラインを割り込むと2月初旬に付けた100.75円レベルが意識されそうです。一方上値では、心理的節目101円台半ばレベルや102円ちょうどなどを意識した値動きとなりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 101.700 102.000 100.100 100.750

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

上値では、一目均衡表の雲の下限が位置する140円ちょうどが意識されそうです。一方下値では、日足・200日移動平均線が位置する138円ちょうどが意識されそうです。なおトレンド系テクニカル指標のボリンジャーバンドは収束から拡大に移行しており、マーケットがレンジ相場からトレンド相場に移行したサインを示しています。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 140.000 140.400 138.000 137.500

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

豪ドル/円は94円台を割り込む動きとなりました。日足・ボリンジャーバンドではバンド-2を下抜けて引けを迎えたため、ボラティリティ・ブレイクアウトを示しており、もう一段の下落の可能性に注意を払いたい場面です。下値では、心理的節目93円ちょうどや92円ちょうどなどを意識しての値動きとなりそうです。一方、上値では、94円台を早期に回復できるかが焦点となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 94.700 95.000 93.550 93.000

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2014年5月21日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2014年5月21日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 日・日銀金融政策決定会合、終了後決定内容発表
★★ 日・日銀金融政策決定会合、マネタリーベース年間増加目標 270兆円 270兆円
★★ 15:30 日・黒田東彦日銀総裁、定例記者会見 0.4% 1.1%
★★ 17:30 英・英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
17:30 英・4月小売売上高指数(前月比) 0.4% 0.1%
23:00 欧・5月消費者信頼感(速報値) -8.3 -8.6
★★ 0:30 米・イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
★★ 3:00 米・米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します