昨日(2014年5月15日)の動向
東京市場では、1-3月期の国内総生産(GDP)が市場の事前予想を上回ったこと受け、日銀による追加緩和観測が後退すると円高傾向となり、101円台後半レベルで上値の重い展開となりました。海外市場では、ユーロ圏のGDPが市場の事前予想を下回るとさらにリスクオフの動きから円高が進展、その後の米経済指標も市場の事前予想を下回ると、NYダウが一時200ドル超えの下落となり、これを受け米長期金利が低下すると米ドル/円は101円台半ばを下回り、一時101.30円レベルまで下落しました。
2014年5月15日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 101.866 | 102.112 | 101.301 | 101.581 |
ユーロ/円 | 139.697 | 139.861 | 138.978 | 139.275 |
豪ドル/円 | 95.537 | 95.795 | 94.705 | 95.042 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2014年5月16日)の展望
【米ドル/円】
米ドル/円は4月の安値101.30円レベルで下げ止まる動きとなりました。ここの水準を割り込むと日足・200日移動平均線が位置する101.10円レベルが意識されそうです。一方上値では、102円を回復することができるかが焦点となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 102.000 | 102.400 | 101.100 | 100.750 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
上値では、一目均衡表の雲の下限が位置する140円ちょうどがレジスタンスとして意識されそうです。一方下値では、日足・200日移動平均線が位置する137.85円レベルが意識されそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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ユーロ/円 | 140.000 | 140.400 | 138.950 | 138.500 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
上値では、96円にしっかりと乗せることができるかが焦点となりそうです。一方下値では、一目均衡表の雲の上限が位置する94.80円レベルが意識されそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 96.000 | 96.250 | 94.700 | 94.250 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2014年5月16日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2014年5月16日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★ | 21:30 | 米・4月住宅着工件数(年率換算件数) | 98万件 | 94.6万件 |
★ | 21:30 | 米・4月住宅着工件数(前月比) | 3.6% | 2.8% |
★ | 21:30 | 米・4月建設許可件数(前月比) | 1.3% | -1.7% |
★ | 22:55 | 米・ 5月ミシガン大学消費者態度指数・速報値 | 84.5 | 84.1 |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します