昨日(2014年5月8日)の動向

東京市場では、豪雇用者数の伸びが市場の事前予想を上回る内容となったことや、中国貿易統計が好調だったことから豪ドルが買われ、豪ドル/円は95円台半ばへ上昇。一方、米ドル/円は方向感を欠く展開を継続し、101円台後半レベルでもみ合う動きとなりました。海外市場では、ドラギECB総裁が為替に言及し、「低インフレ下でのユーロ高は非常に懸念される」と述べたことや、6月会合で緩和の可能性を強調したことでユーロが大幅に下落。ユーロ/円は140円台半ばまで一円超の下落となりました。一方、米ドル/円は米債利回りの低下を受け、101円台半ばレベルまで再度下落する動きとなりました。

2014年5月8日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 101.892 101.955 101.456 101.616
ユーロ/円 141.748 142.354 140.534 140.642
豪ドル/円 95.028 95.646 94.915 95.264

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2014年5月9日)の展望

【米ドル/円】

下値では、101円台半ばが米ドル/円のサポートとして機能するかが焦点となりそうです。また、日足・200日移動平均線が101円ちょうど付近まで徐々に切り上げており、101円台割れ水準では下げ渋るとの見方もあるようです。一方上値では、102円台へしっかり乗せられるかがポイントとなりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 102.000 102.500 101.400 101.000

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ECB総裁発言によりユーロ安が進んだことで、ユーロ/円は日足・一目均衡表雲の下限が位置する140円丁度レベルやフィボナッチ38.2%戻しの139.80レベルが視野に入りそうです。一方上値では、141円台を回復できるかが焦点となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 142.000 141.000 140.000 139.800

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

豪雇用者数増加を受け豪ドル/円は95円台半ばまで上昇。ただ、米ドル/円の上値が重いことや株安警戒感から上値の重さもうかがえます。上値では、96円台にしっかりと乗せきることができるかが焦点となりそうです。一方、下値は直近安値94.25円レベルや89日移動平均線が位置する94.10円レベルがサポートとして機能するかがポイントとなりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 96.000 96.500 94.250 94.100

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2014年5月9日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2014年5月9日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
17:30 英・3月貿易収支 -90億ポンド -90.94億ポンド
17:30 英・3月鉱工業生産指数(前月比) -0.2% 0.9%
17:30 英・3月製造業生産指数(前月比) 0.3% 1.0%
23:00 米・3月卸売在庫(前月比) 0.5% 0.5%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します