昨日(2014年4月8日)の動向

東京時間では、日銀金融政策決定会合の結果が公表され、金融政策は大方の予想通り現状維持となったものの、黒田日銀総裁が追加緩和の実施について言及しなかったことから円買いが優勢となり、米ドル/円は102円台半ばレベルまで下落しました。ロンドン時間になると、米長期金利の低下を背景とした米ドル売りも重なったことで、米ドル/円は102.20レベルまで下げ幅を拡大。NY時間でも円買いの流れは継続し、3月27日以来102円台を割り込むと、米ドル売りを誘発するストップを巻き込み、米ドル/円は一時101.60レベルまで円高が進みました。

2014年4月8日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 103.315 103.397 102.982 103.089
ユーロ/円 141.560 141.890 141.115 141.657
豪ドル/円 95.914 96.043 95.309 95.540

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2014年4月9日)の展望

【米ドル/円】

米ドル/円は大きく円高が進み、一時101.60レベルまで下落しました。下値では3/14の安値101.20レベルや、2/4の安値100.80レベルがそれぞれサポートとして機能するかが焦点となりそうです。100.80を明確に下回ってきた場合、昨年12月以来の100円割れを目指す可能性が指摘されています。一方、上値では102円台を回復できるかが焦点となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 102.000 102.800 101.200 100.800

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

米ドル/円の下落につれクロス円も軒並み下落し、ユーロ/円は一時140.10レベルまで値を下げました。下値では心理的節目140円ちょうどや139円ちょうどがサポートとして機能するかが焦点となりそうです。一方、上値では前々日高値の141.90円が意識されそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 141.900 143.000 140.000 139.000

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

豪ドル/円は上海総合株価指数が堅調だったことで東京時間は小動きだったものの、NY時間に米ドル/円につれ安となり、95円台割れをうかがう展開となりました。下値では、心理的節目となる95円ちょうどや、94円ちょうどが意識されそうです。一方、上値では今月高値の96.50円がターゲットととしてあげられます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 96.500 97.000 94.000 93.000

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2014年4月9日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2014年4月9日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★★ 3:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します