昨日(2014年4月7日)の動向
東京市場では、先週末に米雇用統計の予想を下回る結果を受けてNYダウが下落し、円買いが優勢となった流れを引き継いでリスク回避の流れが強まりました。日経平均株価が後場にかけて下げ幅を拡大すると、米ドル/円は一時103円割れ。海外市場では、序盤こそ短期筋のショートカバーのフローが観測されたことから米ドル/円は103円30銭レベルまで反発したものの、NYダウが100ドル超下落したことが嫌気され再び103円ちょうどレベルまで値を下げる展開に。一日を通し、やや円買いが優勢となりました。
2014年4月7日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 103.315 | 103.397 | 102.982 | 103.089 |
ユーロ/円 | 141.56 | 141.89 | 141.115 | 141.657 |
豪ドル/円 | 95.914 | 96.043 | 95.309 | 95.54 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2014年4月8日)の展望
【米ドル/円】
株安を嫌気して米ドル/円は103円をわずかに下回る場面が見られました。下値サポートは年度末の安値102円80銭レベルが機能するかに注目です。株価が持ち直し再度上値を目指す動きとなった場合には、雇用統計発表前のレベル103円80銭をトライする展開となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 103.80 | 104.10 | 102.80 | 102.45 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
米ドル/円の下落につれ安となったユーロ/円は一時141円10銭レベルまで値を下げましたが、ドイツ鉱工業生産が市場予想を上回ったことや、メルシュECB専務理事が「量的緩和策は理論的な概念であり、開始までには長い道のりになる」と発言したことが伝わったことで141円85銭レベルまで反発。上値ターゲットは142円台、下値サポートは大台の141円ちょうどレベルがサポートとなるかに注目です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 142.00 | 143.00 | 141.00 | 140.00 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
世界銀行が中国の成長率予想を下方修正との報道が嫌気され、豪ドル/円はじり安となりました。下値サポートは95円レベルが支えとなるかが焦点となりそうです。上値ターゲットは雇用統計発表後の高値96円50銭レベルが意識されそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 96.50 | 97.00 | 95.00 | 94.00 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2014年4月8日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2014年4月8日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★★ | - | 日銀金融政策決定会合 | N/A | N/A |
★ | 17:30 | (英)2月鉱工業生産(前月比) | 0.3% | 0.1% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します