昨日(2014年4月1日)の動向

東京市場では日銀短観や中国PMI、豪政策金利など重要指標の発表が相次ぎました。公表された短観では、先行き判断が悪化したことで追加緩和の思惑から円売りが入り、米ドル/円は103円台前半レベルで堅調に推移しました。また、RBA政策金利の発表後の声明で、豪ドル高に対しての牽制が特になかったことを受け豪ドルが上昇。豪ドル/円は一時96円台を付ける動きとなりました。海外市場では、欧州株が堅調であったことや、米債利回りが時間外で上昇したことなどを受け米ドル/円は103円台半ばレベルまで上昇。注目されていた米ISM製造業景気指数は市場の事前予想を若干下回ったものの、ほぼ予想の範囲内であったことから市場は米ドル買いで反応。米ドル/円は一時103.70レベルまで上昇しました。

2014年4月1日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 103.215 103.710 103.089 103.655
ユーロ/円 142.151 143.058 141.998 142.959
豪ドル/円 95.683 96.034 95.397 95.845

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2014年4月2日)の展望

【米ドル/円】

米ドル/円はリスク選好から上値を追う動きが継続しています。上値ターゲットとして、3/7や昨日の高値103.70レベルや節目の104円ちょうどレベルなどがあげられます。一方、下値ターゲットとして、89日移動平均線が位置する102.97レベルや5日移動平均線が位置する102.75レベルなどがあげられます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 103.700 104.000 103.000 102.750

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

米ドル/円の上昇に牽引され、ユーロ/円は143円台へ上昇しました。上値では、3/7の高値143.80レベルをしっかりと上抜けることができるか注目です。一方、下値は5日移動平均線が位置する141.20レベルや89日移動平均線が位置する141円ちょうどレベルがサポートとして機能するかが焦点となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 143.800 144.000 141.200 141.000

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

昨日のRBA声明を受けて豪ドル/円は2013年6月以来の96円台へ乗せる動きとなりました。下値ターゲットとして、5日移動平均線が位置する95.07レベルやボリンジャーバンド+1σが位置する94.30レベルがあげられます。一方、上値ターゲットとしてボリンジャーバンド+3σが位置する97円ちょうどがあげられます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 96.050 97.000 95.000 94.500

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2014年4月2日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2014年4月2日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 21:15 米・3月ADP雇用統計(前月比) 19.5万人 13.9万人
23:00 米・2月製造業新規受注(前月比) 1.2% -0.7%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します