昨日(2014年3月31日)の動向

東京市場では、材料難から方向感に乏しく、102.80レベルでもみ合う動きとなりました。海外市場では、ウクライナ情勢への警戒感が一段落したことや株高を受けリスク選好ムードが強まり、米ドル円は103円の大台を回復すると一時103.40レベルまで上値を伸ばし、3月11日以来の高値を記録しました。その後は米3月のシカゴ購買部協会景気指数が市場の事前予想を下回る内容となったことや、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が「経済には異例の支援が当面必要」、「米経済と労働市場にはかなりのたるみがある」などと述べたため米ドル/円は一時米ドル売り・円買いで反応。103円台を割り込む動きとなりました。しかし米株価指数が堅調な値動きとなったことから再び103円台を回復。その後は103円前半レベルでもみ合う動きとなりました。

2014年3月31日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 102.867 103.433 102.796 103.214
ユーロ/円 141.489 142.598 141.319 142.163
豪ドル/円 95.137 95.741 94.781 95.656

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2014年4月1日)の展望

【米ドル/円】

リスク選好の流れが強まったことから、米ドル/円は一時103.40レベルまで上昇しました。上値では3/7日の高値103.70レベルが意識されそうです。同水準を上回った場合、104円ちょうどが焦点となりそうです。一方下値では節目となる103円ちょどレベルが意識されそうです。103円台を下回ってきた場合、102.80レベルや102.20レベルなどを意識しての値動きとなりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 103.700 104.000 102.800 102.000

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

米ドル/円の上昇を受け、ユーロ/円は142円台半ばレベルまで上昇しました。上値では心理的節目となる143円ちょうどレベルが意識されそうです。一方、下値では昨日の安値141.30レベルや心理的節目となる140円ちょうどが意識されそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 143.000 143.700 141.300 140.000

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

豪ドル/円は連日堅調な値動きとなっております。上値では2013年6月以来の96円台に乗せることができるかに注目です。一方下値ターゲットとしては、95円台を維持できるかに注目が集まります。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 96.000 97.000 95.000 94.500

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2014年4月1日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2014年4月1日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 12:30 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表 2.50% 2.50%
16:55 独3月失業率 6.8% 6.8%
16:55 独3月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 53.8 53.8
★★ 23:00 米3月ISM製造業景況指数 54.0 53.2
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します