昨日(2014年3月14日)の動向
東京市場では引き続き不透明なウクライナ情勢を受けリスク回避の動きが優勢となり、米ドル/円は101.50レベルまで下落。日経平均株価も大幅続落となり、前日比488.32円安で取引を終了しました。海外市場では、米2月の生産者物価指数が市場の事前予想を下回ったことが嫌気され、米ドル/円は一時101.20レベルまで下落。その後、ダウ平均株価の上昇が下支えとなり、101円台半ばまで回復する場面もありましたが、クリミア住民投票を週末に控え、警戒感から様子見ムードが広がり、101円台半ばで小幅にもみ合う動きとなりました。
2014年3月14日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 101.778 | 101.876 | 101.198 | 101.388 |
ユーロ/円 | 141.153 | 141.502 | 140.417 | 141.027 |
豪ドル/円 | 91.899 | 103.00 | 100.80 | 100.00 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2014年3月17日)の展望
【米ドル/円】
米ドル/円は101.20レベルまで下落。軟調な地合いを継続しています。上値ターゲットとして、100日移動平均線が位置する102.20円レベルがあげられます。一方、下値では心理的節目101.00があげられます。同水準をしっかりと下回った場合、もう一段の下げが予測されており。大台となる100.00円レベルを窺う可能性が指摘されています。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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米ドル/円 | 102.20 | 103.00 | 100.80 | 100.00 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
上値では心理的節目142.00円レベルが意識されそうです。一方下値では前日安値の140.40レベル、心理的節目140.00円レベルが引き続き注視されます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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ユーロ/円 | 142.00 | 142.50 | 140.40 | 139.60 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
指標の結果を受け一時上昇する場面も見られたものの、依然軟調な展開が継続しています。下値ターゲットとして、心理的節目91.00レベルや90.00レベルがあげられます。一方上値では、前日高値の92.10レベル、前週高値93.60レベルなどがあげられます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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豪ドル/円 | 92.10 | 93.60 | 91.00 | 90.00 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2014年3月17日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2014年3月17日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★ | 19:00 | (欧)CPI | - | -1.1% |
★ | 21:30 | (米)NY連銀製造業景気指数 | 7.00 | 4.48 |
★ | 22:15 | (米)鉱工業生産指数 | 0.2% | -0.3% |
★ | 23:00 | (米)NAHB住宅市場指数 | 50 | 46 |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します