昨日(2014年3月13日)の動向

東京市場では日経平均株価の反発を手掛かりに円売り・ドル買いが先行し、米ドル/円は一時102.80レベルまで上昇しました。しかし、2月中国鉱工業生産や2月中国小売売上高が市場の事前予想を下回り、日経平均株価が下げに転じると102円半ばレベルまでつれ安となりました。海外市場では、米新規失業保険申請件数や2月米小売売上高が市場の事前予想を上回ったことが好感され、米ドル/円は再び102.80レベルまで上昇。しかし、その後、米1月、昨年12月の小売売上高が大幅に下方修正されたことを受け、米1-3月期の国内総生産(GDP)見通しが引き下げられたことが嫌気され、米ドル/円は一時101円半ばレベルまで下げ幅を拡大させました。

2014年3月13日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 102.738 102.861 101.545 101.769
ユーロ/円 142.841 143.393 140.715 141.151
豪ドル/円 92.325 93.384 91.546 91.868

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2014年3月14日)の展望

【米ドル/円】

米ドル/円は中国やクリミア半島情勢への警戒感がくすぶり続ける中、米1-3月期GDP見通しが引き下げられたため、102円台を割り込む動きとなりました。上値では、心理的節目、102円レベルを再び回復できるかに注目です。一方下値では昨日安値、101円半ばレベルや、心理的節目の101レベルが意識されそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 102.00 102.50 101.50 101.00

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

上値では、心理的節目の142.00レベルが意識されそうです。一方下値では、昨日安値の140.70レベルに注目が集まりそうです。また同水準を下回った場合、心理的節目の140.00レベルに焦点が集まりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 142.00 142.50 140.70 140.00

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

豪ドル/円は2月豪雇用統計が市場予想を上回ったことを受け上昇するも、中国経済に対する警戒感から上値が重い展開。上値では心理的節目の93.00レベルを回復できるかに注目が集まります。一方下値では、昨日安値の91.50レベルが意識されそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 93.00 93.50 91.50 91.00

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2014年3月14日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2014年3月14日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
16:00 (独)2月-消費者物価指数(CPI、改定値)(前月比) 0.5% 0.5%
21:30 (米)2月-卸売物価指数(PPI)(前月比) 0.2% 0.2%
21:30 (米)2月-卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前月比) 0.1% 0.2%
22:55 (米)3月-ミシガン大学消費者態度指数(速報値) 82.0 81.6
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します