昨日(3月11日)の動向
東京市場では米ドル円・クロス円ともに方向感に乏しい展開となりました。4月の消費増税に向けて追加緩和の期待もあったなか、日銀は金融政策の現状維持を発表。ドル円は103.20レベルから103.40レベルの狭いレンジで推移しました。欧州市場では要人発言でユーロ売りが強まり、ユーロ円は一時102.80レベルまで下落しました。NY市場ではウクライナ情勢への警戒感などからリスク回避の円買いが優勢となりました。また、中国の成長減速懸念が広がり、原油など商品価格が下落したことで、豪ドルは一段安の動きとなりました。
3月11日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 103.284 | 103.42 | 102.846 | 103.005 |
ユーロ/円 | 143.32 | 143.433 | 142.619 | 142.76 |
豪ドル/円 | 93.18 | 93.458 | 92.208 | 92.447 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2014年3月12日)の展望
【米ドル/円】
米ドル円は引き続き方向感の無い値動きとなっております。上値の目途は、米雇用統計発表後の高値103.70レベル、一方下値では25日移動平均線の位置する102.10レベル、また中期的には3月安値の101.20レベルが意識されます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 103.70 | 104.00 | 102.60 | 102.10 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーロ圏は本日、注目度の高い経済指標はありませんがウクライナ情勢をめぐる突発的な動きには警戒が必要です。上値目途は144.00レベル、下値は節目となる142.00レベルや141.25レベルがあげられます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 144.00 | 145.00 | 142.00 | 141.25 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
明日に豪雇用統計における豪州の失業率発表を控え、豪ドル円は様子見の展開が予想されます。上値では節目となる94.00レベル、下値は節目となる92.00円レベルを明確に割り込むと、3月安値の90.00レベルを窺う展開も考えられます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 94.50 | 95.00 | 92.00 | 91.50 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2014年3月12日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2014年3月12日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★ | 18:30 | (英)1月-貿易収支 | -86.00億ポンド | -77.17億ポンド |
★★ | 18:30 | (欧)1月-鉱工業生産指数 | 0.5% | -0.7% |
★★★ | 5:00 | (NZ)RBNZ政策金利 | 2.75% | 2.50% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します