昨日(2月26日)の動向
東京時間は、前日に発表された米消費者信頼感の弱い結果を受けて日経平均株価が下落スタートしたものの、手掛かり材料に乏しくドル/円は102円台前半での小動きでもみ合う展開となりました。欧米時間に入ると、ロシア軍がウクライナ国境付近で軍事演習との報道を受け、ロシアによるウクライナへの軍事介入観測が台頭。地政学リスクの高まりによるドル買いに加え、米1月新築住宅販売件数が市場予想を大幅に上回る結果となったことからドル全面高となり、ドル/円は一時102円60銭へと上昇しました。しかしその後、NYダウが小幅上昇に留まると伸び悩み、102円30銭付近と小幅レンジの動きとなりました。
2月26日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 102.213 | 102.604 | 102.097 | 102.371 |
ユーロ/円 | 140.48 | 140.789 | 139.635 | 140.086 |
豪ドル/円 | 92.159 | 92.364 | 91.565 | 91.797 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2014年2月27日)の展望
【米ドル/円】
ウクライナ情勢の緊迫から地政学リスクが高まっていますが、来週の米雇用統計までは新規材料に乏しく、101円台から102円台のレンジ相場が続きそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 102.60 | 102.80 | 102.00 | 101.70 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ウクライナ情勢の緊張が高まると地理的にも近く、ロシアからウクライナ経由の天然ガスに依存しているユーロは、売られやすい状況になっています。テクニカル的には、日足ボリンジャーバンド+1σ付近に沿って揉みあう展開となっていますが、上値が徐々に切り下がってきています。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 140.80 | 141.30 | 139.60 | 139.00 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
手掛かり材料難から、引き続きレンジ相場となりそうですが、金価格の動向次第では下値を模索する展開もありそうです。また、昨日はNZ要人による利上げ発言やNZ乳製品大手による乳価支払い引き上げ見通しを受けて、NZドルに対して豪ドルが売られやすい地合いとなっています。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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豪ドル/円 | 92.20 | 92.40 | 91.00 | 90.70 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2014年2月27日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2014年2月27日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★ | 17:55 | (独) 2月-失業率 | 6.8% | 6.8% |
★★ | 18:30 | (南ア) 1月-生産者物価指数 | +6.8% | +6.5% |
★★ | 22:00 | (独) 2月-消費者物価指数 | -0.6% | +0.6% |
★★ | 22:00 | (独) 2月-消費者物価指数 | +1.3% | +1.3% |
★★ | 22:30 | (米) 新規失業保険申請件数 | 33.5万件 | 33.6万件 |
★★ | 22:30 | (米) 1月-耐久財受注 | -1.6% | -4.3% |
★★ | 22:30 | (米) 1月-耐久財受注 | -0.30% | -1.60% |
★ | 6:45 | (NZ) 1月-住宅建設許可 | -3.5% | +7.6% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します