昨日(2月21日)の動向
日経平均の大幅上昇やウクライナ情勢の収束期待を受けてリスク警戒感が後退し、ドル円は一時103円台を試す動きを見せたものの、102円80銭から103円にかけてはオプションの防戦売りや実需の売りに上値を抑えられ失速。同じくユーロ/円も、ウクライナ議会が大統領の権限を制限し、議会の権限を高める2004年憲法への回帰を可決したことから一時141円台を回復しましたが、週末にG20を控えて積極的に上値を追っていくムードとはならず、140円台後半で取引を終了しました。
2月21日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 102.294 | 102.826 | 102.299 | 102.543 |
ユーロ/円 | 140.347 | 141.273 | 140.322 | 140.867 |
豪ドル/円 | 92.143 | 92.403 | 91.853 | 91.989 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2014年2月24日)の展望
【米ドル/円】
先週は株高を受けリスク選好のドル買いとなったものの、依然として102円80銭から103円にかけてはオプションの防戦売りや実需の売りオーダーに挟まれ上値が重い状態が続いています。ただ、下値の101円台では投資家の買い意欲も強く、しばらくはレンジ相場となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 102.80 | 103.20 | 102.00 | 101.60 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ウクライナ情勢の緊張緩和を受け、ユーロ買い戻しとなったものの依然として不透明な情勢が続いています。テクニカル的には、日足ボリンジャーバンド+1σにあたる140円50銭付近を確りとキープできれば、142円台も視野に入りそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 141.30 | 141.80 | 140.50 | 140.00 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
利下げ観測は後退したものの、弱い雇用情勢と中国景気減速懸念に挟まれ強弱拮抗、狭いレンジでの取引が続いています。テクニカル的には、日足ボリンジャーバンド+1σにあたる92円40銭付近で上値を抑えられているようです。また、ここ最近は対ユーロでのフローが多く、値動きがユーロと逆行する場合があるので注意が必要です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 92.40 | 92.80 | 91.50 | 91.00 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2014年2月24日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2014年2月24日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★★ | 18:00 | (独)2月-IFO景気動向指数 | - | 108.9 |
★★ | 19:00 | (欧)1月-CPI(前月比) | -1.1% | +0.3% |
★★ | 19:00 | (欧)1月-CPI<確報値>(前年比) | - | +0.7% |
★★ | 19:00 | (欧)1月-CPIコア<確報値>(前年比) | +0.8% | +0.8% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します