昨日(2月18日)の動向
日銀金融政策決定会合で成長支援融資の総額を3.5兆円から7兆円へと増額したことを受け、海外ファンドを中心に円売りが活発化。ドル円は、一時102円75銭付近に上昇しましたが、欧米時間に入ると102円80銭から103円に控える厚いドル売りオーダーに上値を抑えられ失速。結局、日銀発表前の水準である102円台前半で揉みあう展開となりました。一方、ユーロ円は、独ZEW景況感指数が市場予想を大幅に下回ったものの、同現状指数が50.0と2011年8月以来の高水準だったことや、英CPIの結果が市場予想を下回ったことを受けたポンド売り、ユーロ買いに支えられ、大幅高となりました。
2月18日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 101.875 | 102.751 | 101.763 | 102.339 |
ユーロ/円 | 139.645 | 141.033 | 139.496 | 140.789 |
豪ドル/円 | 92.033 | 92.968 | 92.023 | 92.388 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2014年2月19日)の展望
【米ドル/円】
日銀の異次元緩和継続を受けて海外ファンドを中心にドル買いとなったものの、102円80銭から103円に控える厚いドル売りオーダーに上値を抑えられ揉み合いの状況が続いています。テクニカル的にも、21日移動平均線と日足ボリンジャーバンド-1σの間を揉み合っており、しばらくはレンジ相場が続きそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 102.80 | 103.20 | 101.60 | 101.00 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
昨日は、ZEWが市場予想を下回ったものの、日銀の異次元緩和継続や英CPIの結果を受けたポンド売り、ユーロ買いに下支えされ堅調に推移しました。テクニカル的には、21日移動平均線を上抜けており上昇傾向となっています。ただ、上値が日足ボリンジャーバンド+1σにあたる140円80銭付近で抑えられており上抜ければ一段高、抑えられた場合はレンジ相場となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 140.80 | 141.20 | 140.50 | 139.50 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
豪中銀による「金利を一定期間安定させることが、もっとも賢明な可能性」との議事録を受けて、利下げ懸念は後退しています。テクニカル的には、株価動向次第ですが日足ボリンジャーバンド+1σにあたる92円20銭付近を下回らなければ、93円台後半も視野に入ってくるでしょう。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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豪ドル/円 | 93.00 | 93.60 | 92.20 | 91.80 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2014年2月19日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2014年2月19日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★★ | 18:30 | (英)BOE議事録 | - | - |
★★★ | 18:30 | (英)1月-失業率 | 3.6% | 3.7% |
★★ | 22:30 | (米)1月-生産者物価指数 | +0.1% | +0.1% |
★★ | 22:30 | (米)1月-生産者物価指数コア | +0.1% | 0% |
★ | 22:30 | (米)1月-建設許可件数 | 97.5万件 | 98.6万件 |
★ | 22:30 | (米)1月-住宅着工件数 | 95.0万件 | 99.9万件 |
★★★ | 翌4:00 | (米)FOMC議事録 | - | - |
★★ | 翌6:45 | (NZ)第4四半期-生産者物価 | - | +2.4% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します