昨日(2月13日)の動向
東京市場は、日経平均株価の下落や市場予想を下回る豪雇用統計を受け投資家のリスク回避姿勢が強まりました。その結果、円が買い進まれる展開となり、米ドル/円は一時102円手前まで下落しました。海外市場では、米小売売上高(前月比)が市場予想(0.0%)を下回る結果(-0.4%)となったことが嫌気され、米ドル売りが加速。米ドル/円は102円を割り込み一時101.70近辺まで下落しました。しかし、ダウ平均株価やナイト・セッションの日経平均先物がマイナス圏からプラス圏に浮上したことを受け買戻しが強まり、米ドル/円は一時102.30近辺まで上昇。その後は102円台前半でもみ合いとなりました。
2月13日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 102.502 | 102.558 | 101.698 | 102.161 |
ユーロ/円 | 139.361 | 139.914 | 138.872 | 139.735 |
豪ドル/円 | 92.522 | 92.541 | 91.124 | 91.765 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2014年2月14日)の展望
【米ドル/円】
ダウ平均株価が底堅く推移していることを受け米ドル/円は102円台前半で推移しております。上値目途は、2月11日の高値、102円70近辺があげられます。その水準を上回った場合節目の103円台を上回ることができるかに注目が集まる可能性があります。一方下値は、米雇用統計発表時の安値101円50銭レベルが機能するかに焦点が集まっております。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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米ドル/円 | 102.70 | 103.00 | 101.50 | 101.00 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
クーレECB専務理事がマイナス金利に言及したことを受けユーロ/円は下落しておりましたが、米経済指標が市場の予想を下回ったことを受けドル売りユーロ買いが進み、ユーロ円は小幅ながら反発しております。上値ターゲットとしては、140円台を再度回復することができるかに注目が集まります。一方、下値目途は日足一目均衡表の雲の下限が位置する138円台半ばに焦点が集まりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 140.00 | 140.50 | 138.50 | 138.00 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
市場予想を下回る豪雇用統計を受け、豪ドル/円は続落。目先上値目途は、心理的節目の93.00レベルがあげられます。一方下値目途は、昨日安値の91円台前半があげられます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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豪ドル/円 | 93.00 | 93.50 | 91.20 | 90.90 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2014年2月14日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2014年2月14日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★ | 18:30 | (英)12月-建設支出(前月比) | 0.20% | -0.40% |
★★ | 19:00 | (欧)Q4-GDP(速報値/前期比) | 0.20% | 0.10% |
★ | 19:00 | (欧)12月-貿易収支(季節調整済) | 144億ユーロ | 160億ユーロ |
★★ | 23:15 | (米)1月-鉱工業生産指数(前月比) | 0.20% | 0.30% |
★★ | 23:55 | (米)2月-ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値) | 80.3 | 81.2 |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します