昨日(2月12日)の動向

祝日明けの東京市場は、中国貿易収支が注目イベントとなり、市場予想を上回る結果となりました。そのため中国との貿易依存度が強い豪ドルが買われ、豪ドル/円は92円台前半から92円台後半へ上昇しました。前日のイエレンFRB議長の議会証言が無事通過したことによる安堵感からクロス円全般は底堅い値動きとなりました。しかしながら、海外時間に入ると、英BOE四半期インフレ報告が公表され、成長率見通しを大幅に上方修正したことで相対的にユーロや豪ドルが売られました。ユーロ円にも売りが波及するとドル円もつれ安に転じました。その後、NY勢が参入すると前日のイエレンFRB議長の議会証言を好感した動きから、米債利回りが上昇、米ドル/円も102円台半ばの水準へ回復し底堅い動きとなりました。

2月12日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 102.622 102.673 102.228 102.517
ユーロ/円 139.96 140.032 138.669 139.359
豪ドル/円 92.695 92.978 92.294 92.541

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2014年2月13日)の展望

【米ドル/円】

イエレンFRB議長証言により米債利回りが上昇していることで米ドル/円は102円台半ばで底堅さを保っています。上値目途は、先週月曜日につけた高値、102円90銭を上回るか注目です。一方、下値サポートは、米雇用統計発表時の安値101円50銭レベルが機能するかに焦点が集まっております。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 102.90 103.40 101.40 101.00

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

前日のユーロ売りでユーロ円は140円を割り込みました。目先下値目途は日足一目均衡表の雲の下限が位置する138円台半ばに焦点が集まりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 140.50 141.00 138.50 138.00

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

昨日の中国貿易収支を受けて豪ドル/円は上昇幅を拡大。目先上値目途は1月16日以来の、93.00レベルがあげられます。一方下値目途は、昨日安値の91.30レベルがあげられます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 93.00 93.50 91.30 90.90

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2014年2月13日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2014年2月13日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 16:00 (独)1月-消費者物価指数(改定値) -0.60% -0.60%
★★ 18:00 (欧)1月-ECB月報 N/A N/A
★★★ 22:30 (米)1月-小売売上高 0.1% 0.7%
★★★ 22:30 (米)新規失業保険申請件数 33.0万件 33.1万件
★★★ 0:30 イエレンFRB議長議会証言(上院) N/A N/A
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します