昨日(2月4日)の動向

4日東京市場は、米ISM製造業指数が大幅悪化となったことを受けたリスク回避ムードの影響から、日経平均が大幅下落となったものの、米ドル/円は過熱感から100円台後半では下げ渋る展開でした。一方、豪ドルはRBAが声明で「不快に高い」から「一段と下落しており、この水準が維持されれば経済成長を促進する」と語気を弱め、「必要であれば追加緩和に踏み切る」から「現時点の金利の安定期間を設けることがもっとも妥当」と緩和への可能性も打消しため、上げ幅を拡大しました。豪ドル/円は88円台半ばから90円台へ上昇となりました。海外市場では新興国通貨や米債利回りが反発したことでリスク回避の動きが一服。米ドル/円は101円台半ばまでショートカバーが優勢の展開となりました。

2月4日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 101.004 101.675 100.753 101.631
ユーロ/円 136.625 137.435 136.227 137.37
豪ドル/円 88.391 90.896 88.249 90.755

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2014年2月5日)の展望

【米ドル/円】

米ドル/円は、昨日のショートカバーで、一時下抜けていた日足一目均衡表の雲へ再突入。目先は再び102円台にしっかり乗せられるかどうかが注目となりそうです。一方、下値は200日移動平均線が位置する100円ちょうどレベルがサポートラインとして機能するかどうかが注目されます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 102.20 102.50 100.75 100.00

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

6日のECB政策金利発表及びドラギECB総裁の会見を控えた中で、追加緩和に対する思惑から上値の重い展開が継続しそうです。下値サポートは136円ちょうどレベル、戻り上値は日足一目均衡表の雲の下限が138円40銭レベルに控えており、レジスタンスとなっている模様です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 138.00 138.40 136.20 135.80

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

昨日のRBA声明により息を吹き返した豪ドル/円。目先上値目途は1月29日高値の91円10銭を抜け切れるかに注目です。そこを上抜けた場合、次のターゲットである200日移動平均線が位置する92.80レベルが視野に入ってきそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 91.10 92.80 90.00 89.50

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2014年2月5日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2014年2月5日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 17:55 (独)1月-サービス業PMI 53.6 53.6
★★ 18:00 (欧)1月-サービス業PMI 51.9 51.9
★★ 18:30 (英)1月-サービス業PMI 59.0 58.8
★★ 19:00 (欧)12月-小売売上高 -0.7% 1.4%
★★★ 22:15 (米)1月-ADP雇用統計 18.7万人 23.8万人
★★★ 0:00 (米)1月-ISM非製造業景況指数 53.7 53.0
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します