昨日(1月29日)の動向
東京市場では、トルコ中銀が通貨安対策でレポレートを大幅に引きあげたことからトルコリラが対主要通貨で急伸。新興国懸念がやや後退したことを受け米ドル買い・円売りの流れとなり、米ドル/円は一時103円台半ばまで上昇する展開となりました。海外市場では、米ドル/円が反落。トルコ中銀による緊急対応が新興国の経済的な問題を根本的に対処しきれるかとの懸念から、リスク回避の円買いが進展。また、FRBがFOMCで量的金融緩和の縮小継続を決定したとの声明内容が伝わると米国株が下落。米ドル/円も一時102円台を割り込み108.80レベルまで下落する展開となりました。
1月29日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 103.152 | 103.442 | 101.858 | 102.239 |
ユーロ/円 | 140.931 | 141.25 | 139.066 | 139.689 |
豪ドル/円 | 90.835 | 91.112 | 89.054 | 89.351 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2014年1月30日)の展望
【米ドル/円】
トルコリラの急反落を背景とした新興国懸念を受け米ドル/円は101円80銭レベルまで下落。日足・75日移動平均線が位置する101.70レベルで反サポートされる形となっており、本日も引き続き同ラインが支えとなるか注目です。上値では103円に乗せることができるかが焦点となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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米ドル/円 | 103.00 | 104.00 | 101.70 | 101.00 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーロ/円は一時139円ちょうどレベルまで下落。上値では140円台を再びトライする動きとなるか注目です。なお、本日はドイツ失業率の発表が予定されており、内容に注意を払いたいところ。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 140.00 | 141.00 | 139.00 | 138.00 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
新興国通貨・資源国通貨の下落に連れ安となった豪ドル/円は一時89円ちょうどレベルまで下落しました。引き続き新興国通貨の動向に左右される不安定な相場展開となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 90.00 | 91.00 | 88.80 | 88.40 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2014年1月30日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2014年1月30日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★ | 17:55 | (独)1月-失業率 | 6.9% | 6.9% |
★★★ | 22:30 | (米)新規失業保険申請件数 | +33.0万件 | +32.6万件 |
★★★ | 0:00 | (米)12月-中古住宅販売保留(前月比) | -0.3% | +0.2% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します