昨日(1月8日)の動向

東京市場では、日経平均が300円超上昇したことを受け、リスクオンの動きが優勢となり、米ドル/円は一時105円台まで上昇。ただ、時間外でのNYダウ先物が下落したことなどを受け、その後104円台半ばレベルまで小幅に下げる動きとなりました。海外市場では、米ADP雇用統計が市場の事前予想(20.0万人)を上回る結果(23.8万人)となったことや、FOMC議事録で、債券買い入れ規模(量的緩和)を縮小していく姿勢が示されたことなどを受け、米ドル/円は再び105円台を回復。しかし、ダウ平均株価が軟調に推移したことや今週末に米雇用統計の発表を控え、積極的な売買は手控えられ105円台手前で動意に欠ける展開となりました。

1月8日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 104.608 105.111 104.581 104.877
ユーロ/円 142.442 143.16 142.122 142.42
豪ドル/円 93.381 93.812 93.223 93.399

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2014年1月9日)の展望

【米ドル/円】

上値では心理的節目105円台を回復できるかが焦点となりそうです。105円台をしっかりと上抜けてきた場合、1月2日の高値105.40レベルを意識しての値動きとなりそうです。一方下値では6日の安値103.90レベルや日足・一目均衡表の基準線が位置する103円台半ばレベルなどがサポートとして機能するかが焦点となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 105.00 105.40 103.90 103.50

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ECB理事会を控えユーロ/円は方向感が掴みづらい地合いとなっています。上値では節目の143円台を意識しての値動きとなりそうです。一方、下値では、日足・一目均衡表の基準線が位置する142.00レベルや6日の安値141半ばレベルなどがサポートとして機能するかが焦点となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 143.00 143.50 142.00 141.50

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

上値では94円台をしっかりと上抜けることができるかが焦点となりそうです。一方、下値ターゲットとしては日足・一目均衡表の基準線が位置する92.60レベルがあげられます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 94.00 94.30 92.60 92.00

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2014年1月9日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2014年1月9日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 20:00 (独)11月-鉱工業生産指数(前月比) 1.50% -1.20%
★★ 21:00 (英)BOE-政策金利 0.50% 0.50%
21:00 (英)BOE-資産買い入れ規模 3,750億ポンド 3,750億ポンド
★★★ 21:45 (欧)ECB-政策金利 0.25% 0.25%
★★ 22:30 (米)新規失業保険申請件数 33.5万件 33.9万件
★★ 22:30 (米)失業保険継続受給者数 285.0万件 283.3万件
★★ 22:30 (加)11月-住宅建設許可件数(前月比) -2.70% 7.40%
22:30 (加)11月-新築住宅価格指数(前月比) 0.10% 0.10%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します