昨日(12月16日)の動向
週明け東京市場では株安・円買いの動きが広がり、正午過ぎには102.637レベルまで下落する場面がありました。朝方発表された日銀短観で大企業製造業業況先行き判断が予想外に現状比低下が見込まれたことや午前中に発表された中国HSBC製造業PMIも市場予想を下回ったことが、リスク回避の動きを助長する展開となりました。
一方、ロンドンタイムに入ると発表されたユーロ圏PMI速報値が52.1と予想を大きく上回ったことで欧州株やユーロが買われましたが、ドル円は103円ちょうどのレベルで推移し、上値の重い動きが続きました。
NYタイムでは、NY連銀指数や米・鉱工業生産の発表には反応薄となり、FOMCの結果待ちの様相からドル円は103円を挟み、20銭レンジでもみ合うなど終始小動きで推移しました。
12月16日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 103.261 | 103.286 | 102.637 | 103.027 |
ユーロ/円 | 141.777 | 142.118 | 141.211 | 141.778 |
豪ドル/円 | 92.531 | 92.536 | 91.816 | 92.155 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2013年12月17日)の展望
【米ドル/円】
本日は米CPIの発表がありますが、FOMC終了までは103円を挟んでの神経質な値動きが継続しそうです。今回は、タイミング的にもQE縮小は見送りとの声が優勢のようです。下値ターゲットとして昨日安値102.60レベルや12日安値の102.15レベルがあげられます。一方上値では104円のオプションバリアを意識しての値動きとなりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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米ドル/円 | 104.00 | 105.00 | 102.60 | 102.15 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
本日はドイツ、ZEW景況感調査の発表があり、昨日PMIが良かっただけに発表内容に注目が集まります。上値ターゲットは13日高値の142.80レベルやボリンジャーバンド+2σが位置する143.70レベルがあげられます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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ユーロ/円 | 142.80 | 143.70 | 141.20 | 140.50 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
上値ターゲットとして、日足一目均衡表の転換線が位置する93.00レベル、基準線が位置する93.20レベルや雲の上限が位置する93.30レベルなどがあげられます。一方下値ターゲットとして、日足・一目均衡表の雲の下限が位置する91.40レベルやボリンジャーバンド-3σが位置する91.18があげられます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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豪ドル/円 | 93.00 | 93.50 | 91.40 | 91.18 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2013年12月17日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2013年12月17日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★★ | 18:30 | (英)11月-消費者物価指数 | 0.20% | 0.10% |
★★★ | 19:00 | (独)12月-ZEW景況感調査 | 55.0 | 54.6 |
★★★ | 22:30 | (米)11月-消費者物価指数 | 0.1% | -0.1% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します