昨日(12月10日)の動向

東京市場では、5・10日(ごとおび)にともない仲値にかけ実需筋などによる米ドル買いが先行し、米ドル/円は一時103.40レベルまで上昇。その後、新規の取引材料に欠ける中、利益確定の米ドル売りなどが重しとなり、米ドル/円は103円台前半レベルでもみ合う動きとなりました。海外市場では、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が海外インフラファンドへの投資に踏み出すと報道されたことなどを受け、米ドル/円は103円台半ばレベルまで上昇。しかし欧州株価やNYダウ先物が下げ幅を拡大させたため米ドル/円は一時102.60レベルまで下落。その後は、米長期金利の低下幅縮小を支えに103.00円手前でもみ合う展開となりました。

12月10日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 103.241 103.390 102.580 102.814
ユーロ/円 141.841 142.193 141.275 141.489
豪ドル/円 94.042 94.216 93.672 94.095

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年12月11日)の展望

【米ドル/円】

米ドル/円は利益確定などの米ドル売りに押されるも102円台半ばレベルでは下げ渋る展開となっております。上値ターゲットとして、昨日高値の103.40レベルや、年初来高値の103.70レベルがあげられます。一方下値ターゲットとしては、日足・一目均衡表の転換線が位置する102円台半ばレベルや心理的節目の102.00レベルがあげられます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 103.40 103.70 102.50 102.00

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロ/円は米ドル/円の下落につれ安となり反落。上値では、142.00円の大台にしっかりと乗せることができるかに注目が集まります。一方下値ターゲットとして、12月9日の安値141.00レベルや日足・一目均衡表の転換線が位置する140.30レベルがあげられます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 142.00 142.50 141.00 140.30

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

豪ドル/円は94円台を挟んでもみ合う動きとなっています。上値では94円台にしっかりと乗せきることができるかが焦点となりそうです。94円台をしっかりと上抜いてきた場合、11月20日高値の94.60レベルを意識した値動きとなりそうです。一方下値ターゲットとしては、日足・一目均衡表の雲の上限が位置する93.30レベルや日足・75日移動平均線が位置する92.70レベルがあげられます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 94.60 95.00 93.30 92.70

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年12月11日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年12月11日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
21:00 (米)前週分-MBA住宅ローン申請指数 - -12.80%
28:00 (米)11月-財政収支(月次) -1,400億ドル -916億ドル
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します