昨日(12月3日)の動向
東京市場では、日経平均株価が年初来高値を更新したことが好感されリスク選好の動きが優勢となり、米ドル/円は103.38レベルまで上昇しました。海外市場では米10年債利回りが急低下したことや、米連邦裁判所が、デトロイト市が申請していた連邦破産法9条の適用を認める決定をしたとの報道を受け。米ドル売りが急速に強まる展開に。米ドル/円は一時102円を割り込んだのち、102円台前半レベルでもみ合う動きとなりました。
12月3日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 102.901 | 103.38 | 101.983 | 102.509 |
ユーロ/円 | 139.345 | 140.023 | 138.692 | 139.313 |
豪ドル/円 | 93.698 | 93.970 | 93.123 | 93.651 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2013年12月4日)の展望
【米ドル/円】
米ドル/円は米長期金利の低下を受け102円台を割り込み、一時101.98レベルまで下落。下値では昨日一旦サポートされた102円ちょうど付近が本日もサポートとして機能するかに注目です。上値では再び103円を超えられるかが焦点となりそうです。本日はADP雇用統計、米ISM非製造業総合景況指数等、重要な経済指標の発表が控えており、内容を見極めながらの値動きとなりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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米ドル/円 | 103.00 | 103.50 | 102.00 | 101.50 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
スペイン失業者数の減少が好感され、ユーロ/円は2008年10月以来となる140円乗せととなったのち、米ドル/円の下落につれて反落。上値では140円台にしっかりと乗せきることができるかが焦点となりそうです。一方、下値では昨日の安値138.70レベルがサポートとして機能するかが焦点となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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ユーロ/円 | 140.00 | 141.00 | 138.70 | 138.00 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
中国非製造業PMIが前月比で悪化したことや、豪中銀理事会が豪ドル高けん制発言を繰り返したことが意識され、豪ドルは94円台を目前に反落。上値では一目均衡表の雲の上限などをこなしつつ94円大台に乗せきることができるかが焦点となりそうです。一方、下値ターゲットとして心理的節目93.00レベルや11月29日の安値92.75レベル、日足・200日移動平均線が位置する92円台半ばレベルなどがあげられます。なお、本日は豪GDP、中国HSBCサービス業PMIなどの発表が予定されています。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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豪ドル/円 | 94.00 | 94.50 | 93.00 | 92.50 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2013年12月4日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2013年12月4日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★★ | 22:15 | (米)11月ADP雇用統計(前月比) | +16.5万人 | +13.0万人 |
★★★ | 0:00 | (米)11月ISM非製造業総合景況指数 | 55.0 | 54.0 |
★★ | 0:00 | (加)BOC・政策金利発表 | 1.00% | 1.00% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します