昨日(11月21日)の動向

東京市場では、日経平均株価が300円越上昇したことを受けリスク選好による円売りが進み、米ドル/円は一時100.53レベルまで上昇しました。その後も欧州勢が米ドル買い円売りで参入し上げ幅を拡大、9月11日の高値100.60レベルを上抜け101.00レベル手前まで上昇しました。NY市場では、前週分の新規失業保険申請件数が市場の事前予想より強い内容を示すと、節目の101円台の上抜けに成功。その後も、米長期金利の上昇や、ダウ平均株価が高値圏で推移したことなどを受け米ドル/円は101円台で堅調に推移しました。

11月21日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 100.03 101.162 99.998 101.135
ユーロ/円 134.423 136.404 134.359 136.305
豪ドル/円 93.282 93.757 92.926 93.361

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年11月22日)の展望

【米ドル/円】

米ドル/円はリスク選好の動きから節目の101.00レベルを上抜け大幅上昇となりました 。上値では7月8日の高値101.50レベルを意識した値動きとなりそうです。同水準を上回った場合、次の節目となる102円台に乗せることができるかに注目です。一方、下値ターゲットとして、昨日までレジスタンスとして意識されていた9月11日高値の100.60レベルや、心理的節目の100.00レベルがあげられます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 101.50 102.00 100.60 100.00

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロ/円は、米ドル/円の上昇やドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が「マイナス金利を暗示しようとしていない」と発言したことを受け、大幅反発。目先上値では、137.00レベルを上抜けることができるか注目が集まります。一方下値では節目の136.00レベルや、日足の5日移動平均線が位置する135.30レベルがあげられます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 137.00 137.50 136.00 135.30

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

豪ドル/円は、スティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁が足元の豪ドル高をけん制したことを受け、もみ合う動きとなっております。下値ターゲットとして、日足ベースでの一目均衡表の雲の上限が位置する、92.70レベルがあげられます。上値では、日足・一目均衡表の基準線が位置する94.00レベルがあげられます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 94.00 94.60 92.70 92.30

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年11月22日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年11月22日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 16:00 (独) Q3-GDP確報(前期比) 0.30% 0.30%
★★ 18:00 (独) 11月-IFO景気動向指数 104.0 103.6
22:30 (加) 9月-小売売上高(前月比) 0.30% 0.20%
22:30 (加) 10月-CPI(前年比) 0.90% 1.10%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します