ユーロ円、ECB会合見極めへ

昨日（11月6日）の動向

東京市場では、ECB理事会を前にユーロやポンドなどの欧州通貨を中心としたポジション調整による動きからユーロ/円は133円台へ上昇。米ドル/円もユーロ/円の上昇に牽引される形で98.70円レベルまで上昇しました。海外市場では、独、ユーロ圏のPMIが市場の事前予想を上回ったことが好感され欧州株が底堅く推移。欧州通貨が対円で堅調な動きとなったことから米ドル/円98円台半ばレベルで底堅く推移しました。NY市場では、再びユーロ買いが優勢となり、ユーロ/円は一時133.70円レベルまで上昇。米ドル/円も一時98.70円レベルまで上昇するなど底堅い動きとなりました。

11月6日のBID値	始値	高値	安値	終値
米ドル/円	98.495	98.744	98.408	98.663
ユーロ/円	132.714	133.72	132.557	133.366
豪ドル/円	93.634	94.154	93.397	93.986

米ドル/円　1時間チャート

ユーロ/円　1時間チャート

豪ドル/円　1時間チャート

本日（2013年11月7日）の展望

【米ドル/円】

米ドル/円は98円台後半レベルを巡る攻防が続いています。日足・21日移動平均線が位置するレベルでは底堅く推移しており、同ラインが米ドル/円のサポートとして機能するかが焦点となりそうです。一方で、99円ちょうど前後のレベルには実需筋などの米ドル売りオーダーが観測されているもよう。上値では、同水準での米ドル売りをこなしつつ99円台に乗せきることができるかが焦点となりそうです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
米ドル/円	99.00	99.30	98.10	97.70

米ドル/円　5分足チャート

【ユーロ/円】

日足・21日移動平均線が目先上値抵抗線としてユーロ/円の上値を阻んでいるようです。本日同ラインは133.80円レベルに位置しています。一方下値では一目均衡表の雲上限がユーロ/円のサポートとして機能しているもよう。本日、雲の上限は132.60円レベルに位置しています。今後、雲の上限は134円台へ緩やかに上昇する動きとなっています。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
ユーロ/円	133.80	135.00	132.50	131.50

ユーロ/円　5分足チャート

【豪ドル/円】

豪ドル/円は日足・21日移動平均線に沿う形でジリ高に推移しています。目先200日移動平均線が位置する94.70円レベルを上抜けることができるか注目です。一方下値では10/29安値92.66円レベルがサポートとして機能するかが焦点となりそうです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
豪ドル/円	94.70	95.50	93.00	92.60

豪ドル/円　5分足チャート

• ※ 上記各5分足チャートは、当日 2013年11月7日 現在のものです。
• ※ コメント欄の語句について　R＝上値抵抗線　S＝下値支持線

本日（2013年11月7日）の主な指標

注目度	発表時間	指標	予想	前回
★★	20:00	独・鉱工業生産	-0.20%	1.40%
★★★	21:00	BOE政策金利	0.50％	0.50％
★★★	21:45	ECB政策金利	0.50％	0.50％
★★	22:30	米・新規失業保険申請件数	33.5万件	34.0万件
★★★	22:30	米・GDP（速報）	2.0％	2.5％

• ※ 発表時間はいずれも東京時間
• ※ 注目度は★低～★★★高で示します

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