昨日(11月4日)の動向
東京市場が振替休日で休場となったアジア市場では目立った材料がない中、米ドル/円は98円台半ばレベルを中心にもみ合う動きとなりました。海外市場では、欧州時間に発表されたユーロ圏製造業PMIが節目の50を上回ったことや、好調な豪小売売上高を受けてユーロや豪ドルが対円で堅調に推移。米ドル/円は米長期金利が下落したことで上値の重い動きとなりました。市場の注目は今週末8日に発表される米10月雇用統計にシフトしており、同指標発表を控え徐々に様子見ムードが広がりつつあるようです。
11月4日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 98.775 | 98.854 | 98.538 | 98.62 |
ユーロ/円 | 133.222 | 133.352 | 132.851 | 133.276 |
豪ドル/円 | 93.419 | 93.844 | 93.195 | 93.778 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2013年11月5日)の展望
【米ドル/円】
昨日の米ドル/円は98.80円レベルから98.55円レベルへとジリ安の展開となりました。上値では9月27日以来となる99円台乗せとなるか注目です。一方下値ターゲットとして日足・100日移動平均線が位置する98円台割れ水準や200日移動平均線が位置する97円台半ばレベルなどがあげられます。本日は米ISM非製造業指数の発表が予定されており、今週の雇用統計を見極める意味でも内容に注意を払いたいところです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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米ドル/円 | 99.00 | 99.50 | 98.50 | 97.60 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーロ/円は日足・一目均衡表の抵抗帯の上限が位置する132.70円レベルまで下落。その後、ショートカバーが入り、反発したことで同レベルがサポートとして機能する形となりました。下値ターゲットとして引き続き日足・一目均衡表の抵抗帯の上限があげられます。同水準を下抜けた場合、日足・75日移動平均線が位置する132円ちょうを視野にとらえることとなりそうです。一方上値では134円を再び回復出来るかが焦点となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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ユーロ/円 | 134.00 | 135.00 | 132.60 | 132.00 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
豪ドル/円は昨日好調な豪小売売上高を受けて上昇。日足25日移動平均線がサポートラインとして機能する形となりました。目先は10月24日以来の94円ちょうどや日足・200日移動平均線が位置する94.70レベルを上抜けられるかが焦点となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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豪ドル/円 | 94.00 | 94.70 | 92.00 | 91.50 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2013年11月5日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2013年11月5日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★ | 19:00 | ユーロ・PPI | 0.0% | 0.2% |
★★★ | 0:00 | 米・ISM非製造業総合指数 | 54.0 | 54.4 |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します