昨日(10月29日)の動向

昨日の外為市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の発表を前に、米ドルを買い戻す動きが優勢となりました。
東京市場では、FOMCを控え様子見ムードが広がり、米ドル/円は97円台半ばレベルを中心にもみ合う動きとなりました。海外市場で発表された、経済指標は強弱まちまちの内容となり市場の反応は限定的となりました。ただ、FRB(米連邦準備制度理事会)が現行の資産買い入れ規模を当面維持するとの見方から、NYダウとS&P500が過去最高値を更新。月末需要の米ドル買いが下支えとなる中、リスクオンの動きも加わり米ドル買いが強まると米ドル/円は一時98.27円レベルまで上値を拡大しました。

10月29日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 97.657 98.274 97.460 98.161
ユーロ/円 134.621 135.161 134.252 134.923
豪ドル/円 93.460 93.536 92.664 93.050

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年10月30日)の展望

【米ドル/円】

米ドル/円は98円前半レベルまで上昇。上値では日足・50日、100日移動平均線が位置する98円台半ばレベルを上抜けることができるかが焦点となりそうです。一方、下値では日足・200日移動平均線が位置する97円台半ばレベルが引き続き米ドル/円のサポートとして機能するか注目です。本日はADP雇用統計、CPI、FOMC政策金利発表など注目度の高いイベントを控えているため、内容を見極めながらの値動きとなりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 98.40 99.00 97.40 97.00

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

昨日ユーロ/円は、米ドル/円の上昇にけん引され135円台まで上昇しました。上値では先週の高値135円台半ばレベルを意識しての値動きとなりそうです。下値では日足・25日移動平均線が133.35円レベルがサポートとして機能するかが焦点となりそうです。本日は独・失業率、CPIが控えており、同指標の内容にも注意を払いたいところです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 135.50 135.75 134.00 133.10

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

昨日、豪中銀総裁が豪ドル通貨高をけん制する発言が重しとなり、豪ドルは主要通貨に対して下落。豪ドル/円は一時92円台半ばレベルまで下落しました。下値では日足・25日移動平均線が93円台割れ水準に位置しており、同ラインをサポートに93円台を維持出来るかが焦点となりそうです。一方、上値ターゲットとして日足・200日移動平均線が位置する94.70円レベルがあげられます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 94.00 94.40 92.60 92.00

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年10月30日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年10月30日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 17:55 独:失業率 6.9% 6.9%
19:00 欧:消費者信頼感指数 -14.5% -14.5%
20:00 米:MBA住宅ローン申請指数 -0.6% -
★★ 21:15 米:ADP雇用統計 16.6万人 15万人
★★★ 21:30 米:CPI 0.2% 0.1%
★★★ 21:30 米:CPIコア(除食品・エネ) 1.8% 1.8%
★★ 22:00 独:CPI 0.0% 0.0%
★★★ 27:00 米:FOMC - -
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します