昨日(9月30日)の動向

東京市場では先週末29日の米議会で上院が可決した予算案を下院が拒否したことで、来月から始まる新年度の予算が成立していないことから、米政府機関の閉鎖リスクが高まり、これを受け米ドル/円は東京時間早朝98円台前半レベルから97.80レベルまで窓を開け下落。その後も97円台後半レベルでもみ合う動きとなりました。欧州市場では、リスク回避の円買いが継続。米長期債利回りが低下基調なことも米ドル売りにつながり、米ドル/円は前日安値97半ばレベルまで下落しました。米国市場では、東京市場朝方明けたギャップを埋める動きが優勢となり米ドル/円は98円台前半レベルまで上昇。その後は小幅なレンジで推移しました。

9月30日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 97.810 98.462 97.495 98.212
ユーロ/円 131.846 133.249 131.646 132.830
豪ドル/円 90.985 91.895 90.731 91.603

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年10月1日)の展望

【米ドル/円】

米ドル/円は狭いレンジでの取引を継続。本日はISM製造業景況指数の発表が控えており内容を見極めながらの値動きとなりそうです。ただし、今週末には米国雇用統計の発表を控えていることから様子見ムードが広がりつつあるようです。上値ターゲットとして、日足・100日移動平均線が位置する98.95レベル、一方下値ターゲットとして昨日安値97.50レベルがあげられます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 98.50 99.15 97.50 97.00

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロは対米ドルで底堅い値動きとなっているため、対円でも下げ渋る展開となっています。ただし上値も重く134円台では利益確定の売りなどがユーロの上値を抑えているようです。上値では134円台にしっかりと乗せきることが出来るかが焦点となりそうです。下値ターゲットとして、日足・一目均衡表の基準線が位置する132.15レベルがあげられます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 133.50 134.00 131.66 131.00

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

豪ドル/円は日足・一目均衡表の雲の上限に沿う形で下落。昨日は日足・一目均衡表の基準線90円台半ばレベルで下げ止まる形となりました。下値ターゲットとして、日足・一目均衡表の基準線90円台半ばレベルや雲の上限が位置する89.75レベルがあげられます。上値ターゲットとして日足・一目均衡表の転換線が位置する92円台半ばレベルがあげられます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 92.00 93.10 90.50 89.75

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年10月1日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年10月1日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 16:55 独:失業率 6.8% 6.8%
★★ 16:55 独:製造業PMI 51.3 51.3
★★ 17:00 欧:製造業PMI 51.1 51.1
★★ 17:30 英:製造業PMI 57.5 57.2
★★ 18:00 欧州: 失業率 12.1% 12.1%
★★ 23:00 米:建設支出 0.4% 0.6%
★★★ 23:00 米:ISM製造業景況指数 55.1 55.7
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します