米ドル/円、99円台では慎重姿勢

昨日（9月26日）の動向

東京市場では、一部報道で「政府が法人税率引き下げを早急に検討」とのニュースをきっかけに米ドル/円が98円台前半レベルから一時99.107レベルまで上昇しました。この日は投信設定が多く、実需の外貨需要も上昇に弾みをつける形となりました。その後欧米時間に発表された英・経常収支の赤字幅が拡大したことで欧州株が軟調に推移すると、米ドル/円やクロス/円も売りに押され、米ドル/円は一時98.50レベルまで下落しました。NY市場では発表された米・新規失業保険申請件数が改善されると米ドル/円はロンドン時間の下落分を打ち消し、再び99円台を回復する展開となりました。

9月26日のBID値	始値	高値	安値	終値
米ドル/円	98.425	99.141	98.268	98.998
ユーロ/円	133.12	133.926	132.884	133.524
豪ドル/円	92.177	93.01	92.032	92.629

米ドル/円　1時間チャート

ユーロ/円　1時間チャート

豪ドル/円　1時間チャート

本日（2013年9月27日）の展望

【米ドル/円】

昨日の東京市場では、法人税率の引き下げへの期待を背景に円売り・米ドル買いが一時優勢となり米ドル/円が上昇。ただ99円台では短期筋の戻り売りが米ドル/円の上値を阻んでいるようです。99円台前半レベルには日足21日移動平均線や100日移動平均線が位置しており、押し戻されやすい要因となっています。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
米ドル/円	99.20	99.50	98.50	98.20

米ドル/円　5分足チャート

【ユーロ/円】

昨日は東京時間の米ドル/円の上昇に牽引される形で上昇したユーロ/円ですが、9月24日の高値134円ちょうどをブレイクできず、結局133円台前半レベルへ押し戻される形となりました。下値では、日足・25日移動平均線が位置する132円ちょうどレベルが意識されそうです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
ユーロ/円	134.00	134.70	132.00	131.50

ユーロ/円　5分足チャート

【豪ドル/円】

昨日は東京時間の米ドル/円の上昇により豪ドル/円は一時93.01まで上昇しました。ただ、海外時間で豪ドル/米ドルの売りに押され、豪ドル/円も上値の重い展開となりました。上値では200日移動平均線がある94.50レベル、下値では25日移動平均線が位置する91.20レベルが意識されそうです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
豪ドル/円	93.50	94.50	91.68	91.20

豪ドル/円　5分足チャート

過去掲載したレポートのチャート画像に誤りがございました。ご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。

• ※ 上記各5分足チャートは、当日 2013年9月27日 現在のものです。
• ※ コメント欄の語句について　R＝上値抵抗線　S＝下値支持線

本日（2013年9月27日）の主な指標

注目度	発表時間	指標	予想	前回
★	18:00	欧州・消費者信頼感確定値	-14.5	-15.6
★★	21:00	独・消費者物価指数（速報）	0.0％	0.0％
★★	21:30	米・個人消費支出	0.3％	0.1％
★★	22:55	米・ミシガン大学消費者態度指数	78.0	76.8

• ※ 発表時間はいずれも東京時間
• ※ 注目度は★低～★★★高で示します

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