昨日(9月25日)の動向

東京市場では目立った材料もなく、米ドル/円は小幅な値動きに終始。米債務上限期限や量的緩和策の行方に不透明感があることから上値の重い展開となりました。ロンドン市場では米政府による予算案が依然として可決していないことから、リスク回避による円買いが一時優勢となり、米ドル/円は一時98円台半ばレベルまで下落。NY市場では、8月の米耐久財受注や新築住宅販売件数が予想通りに回復を示す内容となったことが好感され米ドル買い・円売りが一時強まる場面のあったものの、米財政問題への懸念から金利低下となり、NYダウの失速にあわせて米ドル/円は98円台半ばレベルに反落。上値の重さが際立つ相場展開となりました。

9月25日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 98.733 98.814 98.386 98.459
ユーロ/円 133.028 133.551 132.694 133.164
豪ドル/円 92.713 92.762 91.912 92.242

米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年9月26日)の展望

【米ドル/円】

米ドル/円は上値の重い地合いを継続。米財政問題への懸念が重しとなっている模様。また来週末(10/4)には米雇用統計の発表が控えており、徐々に様子見ムードが広がりつつあるようです。しばらくは99円から97円台での狭いレンジでの値動きが継続しそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 99.15 99.50 98.35 97.75

【ユーロ/円】

ドラギECB総裁や当局のLTRO(長期資金供給オペレーション)追加実施の発言からユーロは上値の重い地合いを継続。ただ昨日は133円台を回復するなどユーロを買戻す動きも見られました。上値では9月24日の高値134円ちょうどをブレイクできるかが焦点となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 134.00 134.70 132.10 131.85

【豪ドル/円】

豪ドル/円は昨日ロンドン市場序盤に一時92円台を割り込むまで下落。その後、米経済指標の改善を受け下げ止まりました。下値では9月13日の安値91.68が意識されており、同水準がサポートとして機能するか注目です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 93.50 94.00 91.68 91.00
  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年9月26日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年9月26日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 21:30 米・新規失業保険申請件数 32.5万件 30.9万件
★★ 21:30 米・GDP確定値 2.6% 2.5%
★★ 23:00 米・住宅販売保留 -1.0% -1.3%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します