昨日(9月20日)の動向
先週末の外為市場は材料に乏しい中、NY時間にブラード連銀総裁が講演で「指標次第で10月のQE縮小開始の可能性を指摘している」との発言などを受けで米ドル/円が一時99円半ばレベルまで上昇しました。週明け月曜は東京市場が休場。欧州時間では、ドイツ、ユーロ圏PMI(製造業)が予想を下回ったことや10月に期限となる米債務上限の引き上げを巡り与野党が対立姿勢を強めており、リスク回避的な円買いから米ドル/円は一時98.70レベルまで下落する展開となりました。
9月20日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 99.233 | 99.355 | 98.648 | 98.818 |
ユーロ/円 | 134.28 | 134.743 | 134.166 | 134.371 |
豪ドル/円 | 93.023 | 93.571 | 93.016 | 93.194 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2013年9月24日)の展望
【米ドル/円】
米ドル/円は上値の重い地合いを継続。目先・下値では18日の安値97.75レベルがサポートとして機能するかが焦点となりそうです。一方上値では99円台にしっかりと乗せきることができるかが焦点となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 99.60 | 100.00 | 98.50 | 97.75 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ドラギECB総裁の議会証言でLTRO(長期資金供給オペレーション)の追加実施に前向きな姿勢を見せたことからユーロ売りが先行し、ユーロ/ドルは再び1.30ドル台を割り込む展開となりました。ただ、ユーロ/円は直近高値を抜けており、日足一目均衡表の転換線に沿う形で上昇している模様。上値では134円台に乗せきることが出来るかが焦点となりそうです。一方、下値では日足・一目均衡表の転換線が位置する133.30レベルで下げ止まるかが焦点となりそうです。同ラインを下抜くと基準線が位置する132.10レベルを視野に捉えることとなりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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ユーロ/円 | 134.70 | 135.00 | 132.50 | 131.70 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
昨日発表された中国PMIが市場予想を上回り、およそ6か月ぶりの高水準だったことから豪ドルは対ドルで上昇。しかし対円では株価の下落を嫌気したリスク回避の円買いなどにより上値の重い展開となりました。日足・一目均衡表の雲の上限を上抜け上伸したものの、日足・200日線が強いレジスタンスとなっており豪ドル/円の上昇を圧迫しています。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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豪ドル/円 | 94.00 | 94.50 | 92.80 | 92.00 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2013年9月24日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2013年9月24日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★ | 17:00 | 独・IFO企業景況感 | 108.0 | 107.5 |
★★ | 22:00 | 米・ケースシラー住宅価格指数 | 12.5% | 12.1% |
★★ | 23:00 | リッチモンド連銀製造業指数 | 12 | 14 |
★★ | 23:00 | 米・コンファレンスボード | 80.0 | 81.5 |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します