昨日(9月16日)の動向
週末に次期FRB議長の有力候補だったサマーズ元財務長官が、選考を辞退すると発表。アジア市場ではドル売りが優勢となり、米ドル/円は98円65銭レベルまで下落する展開。米10年債利回りが一時2.80%割れまで急低下したことも嫌気されました。海外市場では、NYダウがプラス100ドル超上昇したことや米10年債利回りの低下が一服したこともあり、ドル買戻しの流れとなりましたが先週末の終値レベルである99円30銭付近までは届かず。一日を通して米ドル/円は上値重く推移いたしました。
9月16日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 98.795 | 99.181 | 98.644 | 99.108 |
ユーロ/円 | 132.072 | 132.397 | 131.868 | 132.155 |
豪ドル/円 | 92.329 | 92.817 | 92.144 | 92.342 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2013年9月17日)の展望
【米ドル/円】
サマーズ元財務長官の選考辞退を受けアジア時間序盤からドル売りが優勢となりましたが、選考辞退が今週発表されるFOMCの政策の決定に与える影響は限定的との見方もでております。祝日明けの日経平均株価の動向や海外市場で発表される米・消費者物価指数の結果を注視しつつ、先週末の終値である99円30銭レベルを上回れるかが注目されます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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米ドル/円 | 99.30 | 100.00 | 98.80 | 98.45 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーロが対米ドルで大幅に上昇したことから、ユーロ/円は底堅く推移しました。本日は18:00に独・ZEW景況感調査、欧・貿易収支の発表が予定されており、結果を注視しながらの取引となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 132.50 | 133.50 | 131.50 | 131.00 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
豪ドル/米ドルの上昇を受け、豪ドル/円も底堅く推移となりました。RBA議事録の公表が注目される他、上値抵抗帯と目される移動平均線100日銭の位置する92円80銭レベルを明確に上回ることができるかが焦点となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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豪ドル/円 | 92.80 | 93.60 | 91.70 | 91.00 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2013年9月17日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2013年9月17日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★ | 10:30 | RBA・金融政策会合議事要旨公表 | - | - |
★★★ | 18:00 | 独・9月ZEW景況感調査 | 45.0 | 42.0 |
★ | 21:30 | 米・8月消費者物価指数(CPI) | 0.2% | 0.2% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します