昨日(9月9日)の動向

週明けの東京市場はオリンピック開催地に東京が選出されたことが好感され、早朝から円安が進行し、米ドル/円が一時は100円台を回復しました。
しかしながら、100円台の大台では実需筋などによる米ドル売り需要が厚く、その後は99円台後半レベルへ下落しました。
欧州市場に入ると、先週の米雇用統計がさえない内容となった米長期金利が低下したことから、米ドル売りが進行し、ドル円は一時99円台前半レベルまで下落展開となりました。米国市場は株価の上昇を背景に99円台後半レベルまで戻すも上値は限定的。米ドル/円は底堅いながらも上値も重く、全般的にレンジ圏での取引となりました。

 

9月9日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 99.812 100.104 99.334 99.567
ユーロ/円 131.493 132.208 130.982 131.959
豪ドル/円 91.843 92.049 91.316 91.869

 

米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

ユーロ/円 1時間チャート

米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年9月10日)の展望

【米ドル/円】

先週の米雇用統計の下落時においては、日足・一目均衡表の先行スパン2にサポートされ、その後小幅に戻す形となっています。今後は日足・ボリンジャーバンド+2σに沿うようにバンドウォークができるか注目です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 100.30 100.50 99.00 98.25

【ユーロ/円】

ロシアのラブロフ外相が「軍事攻撃が回避可能ならシリアに対して化学兵器を国際社会の管理下に置くように要請」との報道で地政学的リスク後退期待からユーロが対米ドルで買い戻され、ユーロ/米ドルは1.32ドル台半ばレベルまで上昇しました。ユーロ/米ドルの上昇につれ高となりユーロ/円はレンジ上限である132円台に一時乗せる動きとなりました。目先は7月24日高値132.737レベルを上抜けらることができるか注目です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 132.74 133.40 130.70 129.95

【豪ドル/円】

豪総選挙で、経済政策に対する評価が高い保守連合が勝利したことや、主要貿易国である中国の貿易統計が堅調であったことなどを受け、豪ドルは上げ幅を拡大しています。加えてオリンピック東京招致が決定したことによるアジア株高期待によるリスク選好の動きなども豪ドル支援材料となりそうです。目先ターゲット上値ターゲットとして日足・一目均衡表の雲上限が位置する93.30レベルがあげられます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 93.30 94.20 91.20 90.35
  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年9月10日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年9月10日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
21:15 カナダ・住宅着工 19.0万件 19.29万件
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します