昨日(8月29日)の動向

東京市場では、シリア情勢緊迫化を背景としたリスク回避の動きが一服し、日経平均も一時100円高となったことで落ち着いたマーケットとなりました。
欧州市場では、ユーロ/米ドルでオプション絡みの短期的なユーロ売り/米ドル買いにより米ドルが主要通貨に対して上昇。米ドル/円は98円台を回復しました。NY市場では、特段材料がなかったことに加え、週明け9月2日はレイバーデーで米国市場は休場となるほか、来週末9月5日には米雇用統計の発表が控えていることから様子見ムードが広がり、98円台前半から半ばのレベルでもみ合う動きとなりました。

8月29日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 97.656 98.516 97.445 98.352
ユーロ/円 130.251 130.56 129.982 130.197
豪ドル/円 87.314 87.995 87.222 87.828

米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

ユーロ/円 1時間チャート

米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年8月30日)の展望

【米ドル/円】

米ドル/円は5月22日の高値103.70レベルと7月8日の高値101.50レベルを結んだ上限ラインと6月13日の安値93.80レベルと8月8日の安値95.80レベルを結んだ下限ラインにより、三角持ち合いを形成しています。米ドル/円は現在三角保ち合いのほぼ中心値付近での値動きとなっています。この三角保ち合いは徐々に収束しており、今後この持ち合い圏を上下どちらに放れるかを見極める場面にあるようです。なお、週明け9月2日はレイバーデーで米国市場は休場となるほか、来週末9月5日には米雇用統計の発表が控えていることから、動きが取りずらい地合いが継続しそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 98.50 99.15 97.40 96.50

【ユーロ/円】

ユーロ/円はユーロ/米ドルでのユーロ売りと米ドル/円での円売りに板挟みとなり130円台を挟み神経質な動きが継続しています。今後はシリア情勢など見極めつつ、上下どちらに動くかを注視しての取引となりそうです。

 

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 130.60 131.50 129.50 128.10

 

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

下値では安値86.40レベルが豪ドルのサポートとして機能するかが焦点となりそうです。一方、上値では節目の88円台にしっかりと定着することができるかが焦点となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 88.20 89.50 86.40 84.20
  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年8月30日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年8月30日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 21:30 米・個人消費支出 0.2% 0.2%
★★ 21:30 米・個人所得 0.2% 0.3%
★★ 22:45 米・シカゴ購買部協会景気指数 53.0 52.3
★★ 23:00 米・ミシガン大学消費者態度指数(確報値) 80.5 80.0
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します