昨日(8月26日)の動向

東京市場では、日経平均株価が寄り付き後、底堅く推移したことで米ドル/円は一時98.85レベルまで上昇。その後は特段材料のない中、株価が前日比で小幅安となると株価動向に連動し反落。ロンドン市場がこの日休場であったことから動意を欠き、98円台半ばレベルでもみ合う動きとなりました。米国市場では、経済指標の発表を受け上下に振れる動きとなりました。この日に発表された米7月の耐久財受注は市場の事前予想4.0%減を大きく下回る、結果7.3%減となったことが嫌気され、指標発表後、米ドル/円は98.25レベルまで下落する動きとなりました。しかし、その後に発表されたダラス連銀指数が市場の事前予想を上回ったことなどからショートカバーが入り、再び98.70レベルまで上昇。ただ、指標後は材料難から方向感に乏しい相場展開となり98円台半ばレベルで小幅にもみ合う展開となりました。

8月26日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 98.566 98.847 98.265 98.526
ユーロ/円 131.977 132.298 131.537 131.696
豪ドル/円 89.00 89.29 88.698 88.932

米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

ユーロ/円 1時間チャート

米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年8月27日)の展望

【米ドル/円】

5月22日の高値103.70レベルと7月8日の高値101.50レベルを結んだ三角保ち合いの上限は99.00レベルに位置しており、同レベルをしっかりと上抜けることができるかが焦点となりそうです。なお、同水準には日足・100日移動平均線および日足・一目均衡表の先行スパン1および2などが位置しいます。99円台をしっかりと上抜けてきた場合、再び100円台を視野に捉えることとなりそうです。一方99円台手前で上値を抑えられた場合における戻り売りのリスクにも十分な注意を払いたいところです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 99.15 100.00 98.00 97.20

【ユーロ/円】

ユーロ/円は上限132.80レベルと下限127.80レベルと約5円のレンジに収まる動きとなっています。上値ではレンジ圏の上限132.80レベルを上抜けることができるかが焦点となりそうです。

 

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 132.55 133.56 131.45 129.40

 

【豪ドル/円】

上値では90円台再トライとなり同水準にしっかりと乗せきることができるかが焦点となりそうです。ただし、90円台に乗せきれなかった場合においては再び戻り売りが進行する可能性もあるため注意を払いたい場面です。

 

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 90.18 91.10 87.76 86.56
  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年8月27日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年8月27日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 17:00 独・IFO企業景況感指数 107.00 106.00
22:00 米・ケースシラー住宅価格指数 12.1% 12.2%
★★★ 23:00 米・消費者信頼感指数 79.0 80.3
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します