昨日(8月19日)の動向

先週末の外為市場は狭いレンジ内での取引となりました。
東京市場では、米ドル/円・クロス/円は仲値にかけてやや上昇し、夏休み明けで市場参加者も徐々に戻りつつあるものの、昨日は主要経済指標の発表もなく、材料に欠けるなかで積極的な取引は手控えられ、方向感の無い値動きが継続しました。海外市場では、NYダウ平均株価が終盤にかけて下げ幅を広げたことからリスク回避の米ドル売り・円買いが強まり、米ドル/円は一時97.47円まで下落。ただ、米ドルをもう一段売り込むには材料もなく、その後は97円台半ばレベルを中心にもみ合う動きとなりました。

8月19日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 97.599 98.131 97.356 97.562
ユーロ/円 130.116 131.029 129.856 130.093
豪ドル/円 89.624 90.132 88.837 88.916

米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

ユーロ/円 1時間チャート

米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年8月20日)の展望

【米ドル/円】

昨日同様、本日も米国の経済指標の発表が予定されていないことから、引き続き各国主要株価動向などを睨んだ展開が予想されます。日足では米ドル/円は三角保ち合いとなっており、エネルギーを蓄積しているようです。今後、ここ数日続いた狭いレンジを上下どちらに放れるかを見極める場面にあるようです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 98.40 99.00 97.50 97.00

【ユーロ/円】

ユーロ/円は一時131円台には乗せたもののその後失速。再び130円前半レベルまで押し戻される形となりました。ユーロの対米ドルの動きなどを注視しながらの取引となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 130.50 131.00 129.30 128.60

【豪ドル/円】

依然として90円台では売り圧力が強いため押し戻される展開が続いています。上値では90円台にしっかりと乗せきることができるかが焦点となりそうです。ただ、あまり時間を要すると、上値の重さを嫌気した豪ドルの戻り売りが進行する可能性もあるため注意を払いたい場面です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 89.50 90.00 88.00 87.00
  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年8月20日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年8月20日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 15:00 独:PPI 0.6% 2.3%
21:30 加:卸売売上高 -0.5% 6.2%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します