6位:日本マクドナルドHD(2702)

権利付き最終月:12月、6月[貸借銘柄]
株価:6,410円(2024年11月7日終値)
配当利回り:0.66%
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で1冊分、300株以上で3冊分、500株以上で5冊分の優待食事券
その他条件:1冊にバーガー類、サイドメニュー、飲み物、3種類の商品の無料引換券が1枚になったシート6枚。1年以上継続保有の株主のみに贈呈
最新情報は企業HPからご確認ください

コメント

 第6位はハンバーガーチェーン最大手の日本マクドナルドHD。

 12月末・6月末に100株保有でバーガー類、サイドメニュー、ドリンクの商品引換券6枚つづりの優待食事券1冊という同社の人気優待も、すでに権利取得に1年以上の継続保有が必要です。そのため、今から同社の株を新たに買っても今回12月末の優待はもらえません。

 2023年12月末以前に100株保有していることが優待食事券1冊贈呈の条件になります。

 同社はコロナ禍でも業績が落ち込まなかった外食産業の勝ち組として君臨。コロナ禍明け以降も限定商品の販売や値上げ効果で業績拡大が続いています。

 注文アプリやタッチパネルの導入など店舗の省力化にも積極的で、今期2024年12月期も最高益更新予想です。

 同社の大きな魅力は過去15年以上にわたって株価が右肩上がりで上昇し続けていること。何かの拍子で株価が急落したところがことごとく買い時になっているので、全体相場が暴落したときにツレ安したところを狙いたい優待株の有力候補かもしれません。

7位:ポーラ・オルビスHD(4927)

権利付き最終月:12月[貸借銘柄]
株価:1,468円(2024年11月7日終値)
配当利回り:3.54%
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で15ポイント、400株以上で60ポイント、1,200株以上で80ポイント、2,000株以上で100ポイントのポイント付与
その他条件:ポイントに応じて株主優待カタログ掲載商品(自社グループ関連商品)と交換可。1ポイントで100円分。3年以上継続保有の場合20ポイント追加
最新情報は企業HPからご確認ください

コメント

 第7位は高級化粧品の販売やスキンケア商品などの通販事業を行うポーラ・オルビスホールディングス。

 12月末に100株保有で、株主優待カタログからポイント数に応じて同社グループ商品を選べる株主優待ポイント15ポイントが贈られます。3年以上継続保有すると35ポイントに増額されます。

 2023年12月期の実績では15ポイントの場合、1,500円相当のボディーシャンプーやサンスクリーン(R)オンフェイスセットが贈呈されました。

 同社をはじめとした化粧品業界は中国での販売が大きな収益源です。中国では不動産バブル崩壊による深刻な消費落ち込みが続いており、同社もここ数年、業績低迷が続いてきました。

 株価も2018年5月の上場来高値5,410円から2024年8月に4分の1以下の1,271円の安値を付けるまで低迷。

 しかし、2023年12月期は増収・営業増益に転じるなど業績底打ち気配もあります。

 株価低迷もあり予想配当利回りが3.54%に達する高配当株になっており、依然として業績不安はあるものの底値買いチャンスを狙いたい銘柄といえるでしょう。

8位:東海カーボン(5301)

権利付き最終月:12月[貸借銘柄]
株価:965円(2024年11月7日終値)
配当利回り:3.73%
優待発生株数:1,000株以上
優待内容:1,000株以上で3,000円相当の自社オリジナルカタログギフト
その他条件:1年以上3年未満継続保有(12月・6月の株主名簿に同一株主番号で連続3回以上7回未満記載)の場合、100株以上500株未満は2,000円相当、500株以上1,000株未満は3,000円相当、1,000株以上は5,000円相当。3年以上(連続7回以上記載)の場合、100株以上500株未満は3,000円相当、500株以上1,000株未満は5,000円相当、1,000株以上は8,000円相当
最新情報は企業HPからご確認ください

コメント

 第8位は自動車のタイヤ向けや鉄鋼電炉の電極向けカーボンを製造する東海カーボン。

 12月末に100株を1年以上継続保有するとオリジナルカタログから2,000円相当の商品1点を選べます。3年以上長期保有すると3,000円相当に増額されます。

 同社は世界的な鉄鋼生産の低迷で主力の黒鉛電極の販売が落ち込み、今期2024年12月期は大幅な減益、減配予想です。

 株価も長期的な下落が続き、2023年3月高値1,387円から現在は850円台まで下落。

 ただ、生産設備の削減など構造改革を進めているため、今後は収益力の向上が見込めそうです。また、鉄鋼業界は景気循環型産業のため、不況が続いたあとは業績が好転しやすい面もあります。

 株価低迷もあり予想配当利回りが3.49%に達する高配当割安株として長期保有前提に底値買いを狙いたいところですが、まずは株価がある程度、上向きになるのを待つのが賢明でしょう。

9位:資生堂(4911)

権利付き最終月:12月[貸借銘柄]
株価:3,182円(2024年11月7日終値)
配当利回り:1.89%
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で1,500ポイント、400株以上で5,000ポイント、1,000株以上で1万ポイント、2,000株以上で1万2,000ポイントの優待ポイント付与
その他条件:1年以上継続保有(12月の株主名簿に連続2回以上記載)の株主のみに贈呈。自社ECサイトで利用可。1ポイントで1円分。ECサイトの利用を希望しない場合は自社選定品または寄付より選択
最新情報は企業HPからご確認ください

コメント

 第9位は化粧品国内最大手の資生堂。

 同社はもともと継続保有1年が優待取得の条件ですが、今回2024年12月末優待からは従来のカタログ商品からの選択に替えて、同社の公式ECサイト「資生堂オンラインストア」で利用できるポイントに優待内容が変更されました。

 12月末に100株を1年以上継続保有で、同サイトの化粧品、スキンケア商品の購入に使える1,500ポイントが贈呈されるので、商品を選べる楽しみが増えました。

 同社は中国を第2の本社と位置付けるほど中国市場に対する依存度が高いため、中国経済の落ち込みで業績も株価も低迷しています。

 化粧品といえば資生堂といわれるほど、なじみの深い有名企業ですが、まずは業績と株価が少し回復するのを待ってから購入を考えたほうがいいでしょう

10位:物語コーポレーション(3097)

権利付き最終月:12月、6月[貸借銘柄]
株価:3,490円(2024年11月7日終値)
配当利回り:0.92%
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で3,500円分の優待食事券
その他条件:自社グループ店舗で利用可
最新情報は企業HPからご確認ください

コメント

 第10位は「焼肉きんぐ」「丸源ラーメン」などを運営する物語コーポレーション。

 12月・6月末に100株保有で同社の全店舗(「焼きたてのかるび」を除く)で利用できる優待食事券3,500円分が贈呈されます。

 同社は焼肉食べ放題が売りの「焼肉きんぐ」を中心に店舗数の増加が続き、中国では日本風ハンバーグ専門店「肉肉大米」といった海外向け新規事業も好調。今期2025年6月期も大幅増収と過去最高益更新が見込まれています。

 しかし株価は2024年1月に上場来高値5,450円をつけたあと、現在は3,500円台で調整中。今後の成長性を考えると現状の株価水準は押し目買いのチャンスといえるかもしれません。