昨日(8月8日)の動向

昨日東京市場では、日経平均株価の上昇を受け、米ドル/円は96円90銭レベルまで上昇。しかし、一部で追加緩和が観測されていた日銀金融政策決定会合において現状維持が発表されると、徐々に円買いが進行し、米ドル/円は96円台前半レベルまで反落。その後の海外市場では、米10年債利回りが2.58%付近まで低下したことや、NYダウが寄り付きから軟調な地合いとなったことなどを受け、米ドル/円は約7週間ぶりの安値96円台を一次割り込む動きとなりました。しかしNY時間後半にかけNYダウが下げ幅を大幅に縮小すると、米ドル/円も反発。96円70銭レベルまで急速に値戻しすなど、株価の動向に振れてやや荒い値動きとなりました。

8月8日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 96.333 96.931 95.803 96.333
ユーロ/円 128.478 129.264 128.227 128.478
豪ドル/円 86.69 87.911 86.416 86.69

米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

ユーロ/円 1時間チャート

米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2013年8月9日)の展望

【米ドル/円】

昨日は株安と米長期金利低下を受け、一時96円を割り込む動きとなったものの、NYダウが下げ幅を縮小したことを受け反発する動きとなりました。本日も各国主要株価の動向をうかがいながらの取引となりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 97.00 97.70 95.80 94.50

【ユーロ/円】

株安を嫌気したリスク回避の円買いから、ユーロ円はストップ・ロスのユーロ売りオーダーも巻き込んで一時128円20銭レベルまで値を下げました。ただ、ユーロが対米ドルで今年6月19日以来となる1.34台まで上昇したことがユーロの下支えとなり、海外市場で大幅に反発。129円台なかばレベルまで戻す展開となりました。本日も株価の動向に加え、ユーロの対ドルの動きにも注目です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 129.50 130.00 128.20 127.00

【豪ドル/円】

昨日発表された豪雇用者数が市場の事前予想を下回ったことで豪ドル売りが入る場面もありましたが、中国貿易収支で輸出額が増加したことが好感され豪ドルは対円で大幅に反発する展開となりました。本日予定されている、中国の消費者物価指数と小売売上高の発表の内容に注目です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 88.50 89.00 86.15 85.50
  • 上記各5分足チャートは、当日 2013年8月9日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2013年8月9日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 17:30 (英)6月-貿易収支 -83.50億ポンド -84.91億ポンド
21:30 (加)7月-失業率 7.1% 7.1%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します