昨日(7月29日)の動向
東京時間では、日経平均が下げ幅を拡大したことを受け、リスク回避の円買いが継続。米ドル/円は6月27日以来の安値となる97.63円レベルに下落しました。その後、欧州市場では特段材料のない中、方向感を欠き米ドル円は97円後半レベルを中心に小幅にもみ合う動きとなりました。昨日発表された米6月・中古住宅販売保留件数指数は市場の事前予想を上回る内容となりましたが、米7・月ダラス連銀製造業活動指数は市場の事前予想よりやや弱い内容となり、強弱入り混じる結果となったことから、市場の反応は限定的となりました。
7月29日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 98.25 | 98.25 | 97.628 | 97.928 |
ユーロ/円 | 130.54 | 130.54 | 129.583 | 129.88 |
豪ドル/円 | 90.186 | 90.204 | 90.064 | 90.113 |
米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)
米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)
米ドル/円 日足チャート(2013年5月13日~9月27日)
本日(2013年7月30日)の展望
【米ドル/円】
明日から始まるFOMCやECB、そして米雇用統計など重要イベントを控えていることから、ポジション調整中心とした動きが継続しそうです。97円台後半レベルでは押し目買い意欲もあるものの100円台では戻り売り圧力もあり、レンジをどちらに抜けるかを見極める局面にあるようです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 98.20 | 98.50 | 97.60 | 97.00 |
【ユーロ/円】
8月1日にECBが控えているため、ポジション調整を中心とした動きとなりそうです。なお下値を試す展開となった際には日足・100日移動平均線が位置する128.48円レベルを目指す展開となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 130.50 | 131.00 | 128.50 | 128.00 |
【豪ドル/円】
8月利下げの思惑が後退しておらず、引き続き下値を試す展開となりそうです。また、目先節目とされる90円を割り込み89円台に突入したことから、直近リスク下向きにあるようです。短期・テクニカルターゲットとして、7月12日安値89.69レベル、6月21日安値89.15円レベルなどがあげられ。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 90.50 | 91.00 | 89.50 | 89.10 |
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2013年7月30日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2013年7月30日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★ | 21:00 | 独:CPI(速報値) | 1.7% | 1.8% |
★★ | 22:00 | 米:S&P/ケース・シラー総合 | 12.40% | 12.04% |
★★ | 23:00 | 米:消費者信頼感指数 | 81.0 | 81.4 |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します