昨日(7月15日)の動向
昨日の東京市場は祝日・休場で動意を欠き、米ドル円は、99円台前半レベルで小幅にもみ合う動きとなりました。豪ドルは対円で上昇。中国の4-6月期GDPが発表され、市場の予想通りではあったものの、10日に発表された中国貿易統計の結果を受けて、やや弱気な見通しが強まっていたこともあり、買い戻しが進みました。ロンドンタイムは米小売売上高に対する期待感が先行し、米ドルは幅広い通貨に対して上昇。米ドル/円は100円台を回復しました。ただ、発表された米・小売売上高等の経済指標が予想を下回る内容となったことから、その後米ドル売りに傾斜。100円半ばレベルまで上昇していた米ドル/円は99円台後半レベルまで下落する動きとなりました。その後は特段材料がない中、99円台後半レベルを中心にもみ合う動きとなりました。
7月15日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 99.223 | 100.483 | 99.038 | 99.833 |
ユーロ/円 | 129.669 | 130.705 | 129.362 | 130.404 |
豪ドル/円 | 90.072 | 90.953 | 89.909 | 90.836 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2013年7月16日)の展望
【米ドル/円】
本日は日本時間21:30に米6月消費者物価指数(CPI)の発表が控えており、内容を見極めての取引となりそうです。上値では、先週の高値101.50円レベルをしっかりと超えるかに注目が集まります。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 100.60 | 101.55 | 98.14 | 97.65 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
130.50レベルで上値を阻まれ、上値の重い展開を継続しています。上値では130.50レベルをしっかりと超えることが出来るかが焦点となりそうです。なお、日足・一目均衡表では変化日を表す雲のネジレに差し掛かっています。ネジレ付近での動きに注意を払いたいところです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 130.00 | 130.97 | 128.57 | 128.17 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
豪ドル/円は昨日の下落局面において90円台を維持。下値では90円台を維持出来るかが焦点となりそうです。一方、上値では先週の高値93円レベルがターゲットとなりそうです。同レベルには日足・200日移動平均線が位置しており、豪ドル/円の抵抗線となっていることから、同ラインをしっかりと超えることが出来るかに注目が集まります。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 91.35 | 92.80 | 90.05 | 89.14 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2013年7月16日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2013年7月16日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★ | 17:30 | 英:消費者物価指数(前月比) | -0.1% | 0.2% |
★★ | 17:30 | 英:小売物価指数(前月比) | 0.0% | 0.2% |
★★ | 18:00 | 欧州:消費者物価指数(前月比) | 0.1% | 0.1% |
★★ | 18:00 | 欧州:ZEW景況感調査 | -- | 30.6 |
★★ | 18:00 | 独:ZEW景況感調査 | 9.0 | 8.6 |
★★ | 21:30 | 米:消費者物価指数(前月比) | 0.3% | 0.1% |
★★ | 22:15 | 米:鉱工業生産指数(前月比) | 0.3% | 0.0% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します