昨日(7月8日)の動向
東京市場では、前週末発表された米雇用統計を好感した米ドル買いが継続し、米ドル/円は一時101円台半ばレベルまで上げ幅を広げました。
しかしながら、米量的緩和の早期縮小に対する警戒感から、日経平均株価が下落すると、リスクオフの動きから、米ドル/円は一時101円を割り込む展開となりました。
欧州市場に入ると欧州株価が落ち着きを見せたことで米ドル/円の下落も一服。その後は目立った材料もなく、101円台を挟んでもみ合う動きとなりました。
10日、FOMC議事録、バーナンキFRB議長の講演11日、日銀政策決定会合が控えており、様子見ムードから方向感に乏しい展開となりました。
7月8日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 101.288 | 101.533 | 100.796 | 100.991 |
ユーロ/円 | 129.772 | 130.187 | 129.402 | 129.956 |
豪ドル/円 | 91.645 | 92.344 | 91.381 | 92.219 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2013年7月9日)の展望
【米ドル/円】
米ドル/円の日足チャートでは、ローソク足が一目均衡表の雲の上限を上抜ける動きとなりました。抵抗帯となっていた雲の上限を上抜けたことから、今後は支持帯として、雲の上限が機能するかを見極める場面にあるようです。ただ、今後、この雲の上限は98円台に向け切り下がっており、約7営業日後には、変化日を表す雲のネジレを示しています。テクニカル要因と合わせて、10日のFOMC議事録、バーナンキFRB議長の講演内容にも注目が必要です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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米ドル/円 | 101.55 | 102.00 | 100.54 | 97.94 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
昨日、ユーロに対しての米ドルの調整売りにより、ユーロは対円でも底堅く推移しています。引き続きドラギ総裁の低金利長期化に対する見解に注目です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 130.20 | 130.97 | 129.05 | 128.70 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
11日に豪雇用統計の発表が控えており、短期筋の豪ドル買戻しの動きも散見されているようです。目先では92円台を維持出来るかが焦点となりそうです。雇用統計内容次第ではあるものの、92円台前半のレジスタンスを上抜けることが出来るかが焦点となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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豪ドル/円 | 92.50 | 93.00 | 91.60 | 91.00 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2013年7月9日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2013年7月9日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★ | 17:30 | 英・貿易収支 | -84.85億ポンド | -82.24億ポンド |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します