昨日(7月5日)の動向
米雇用統計の発表待ちから様子見ムード一色となり、100円台前半から後半でもみ合う動きとなりました。その後、日本時間21:30に米雇用統計が発表され、(非農業部門雇用者数 結果19.5万人増、予想16.5万人増 ・失業率 結果7.6%、予想7.5%)となり、失業率はやや悪化を示す内容となったものの、非農業部門雇用者数が前月比3万人増の好結果となったことから急速に米ドル買いが進み、101円台に乗せる動きとなりました。上昇一巡後は一時利益確定の米ドル売りなどから、やや値を戻す場面もみられましたが、非農業部門雇用者数が予想を上回ったことで、金利は上昇しFRBの量的緩和終了時期が早まるとの見方が米ドルをサポート。大きく値を崩すことなく、101円台前半レベルでNYクローズを迎えました。
7月5日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 100.083 | 101.223 | 99.887 | 101.159 |
ユーロ/円 | 129.243 | 129.89 | 128.576 | 129.802 |
豪ドル/円 | 91.58 | 92.205 | 91.238 | 91.669 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2013年7月8日)の展望
【米ドル/円】
米雇用統計の好結果を受け米ドルが主要通貨に対して上昇。7月10日のFOMC議事録やバーナンキFRB議長の講演において緩和縮小が示されるとの観測がある一方、今週7月10日、7月11日に控える日銀金融政策決定会合では緩和策の維持が予想されており、日米金利差の拡大を見込んだ米ドル買い・円売り入りやすいとの指摘から、米ドル/円は底堅い動きが予測されます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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米ドル/円 | 102.00 | 103.75 | 100.00 | 99.30 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ポルトガルで現在の連立政権が維持されるとの見通しとなったことで、ユーロ下落のリスクが後退。米ドル/円の底堅い動きもあり、ユーロ/円も堅調に推移するとの見方が多いようです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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ユーロ/円 | 131.00 | 132.00 | 128.50 | 128.00 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
リスク選好的な円売り継続との見方から、豪ドル/円も底堅い動きが予想されます。7月11日に豪雇用統計を控えており、内容には注意を払いたいところです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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豪ドル/円 | 92.50 | 93.80 | 91.20 | 90.50 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2013年7月8日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2013年7月8日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★ | 15:00 | (独)5月貿易収支 | +178億ユーロ | +181億ユーロ |
★ | 15:00 | (独)5月経常収支 | +165億ユーロ | +176億ユーロ |
★ | 22:00 | (欧)ドラギECB総裁講演 | - | - |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します