昨日(7月4日)の動向
東京市場では、一時100円台に乗せる動きとなったものの、100円台では利益確定などによる戻り売りもあり、米ドル/円99円後半から100円台前半でもみ合う動きとなりました。欧州市場では、欧州中央銀行(ECB)が政策金利を市場の事前予想通りに据え置くことが発表され、その後のドラギ総裁発言に注目が集まりました。ドラギ総裁は「ECBの金利が長期間にわたり、現行水準か下回る水準になると予想する」と発言。追加利下げの可能性が浮上すると、ユーロが主要通貨に対して下落。ユーロの対米ドルの下落により、米ドルが上昇すると、米ドル/円は再び100円台を回復しました。ただ、7月4日は米市場休場。本日7月5日には米雇用統計を控えていることもあり、様子見ムードが広がると、米ドル/円は100円台を挟み小幅な動きとなりました。
7月4日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 99.901 | 100.159 | 99.493 | 100.023 |
ユーロ/円 | 129.97 | 130.203 | 128.839 | 129.181 |
豪ドル/円 | 90.721 | 91.849 | 90.528 | 91.46 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2013年7月5日)の展望
【米ドル/円】
本日米雇用統計の発表を控え、様子見ムードが続きそうです。市場の事前予想を上回る強い結果が発表されれば、もう一段米ドル高に進むとの見方が多いようです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 100.85 | 102.00 | 99.00 | 97.80 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ドラギ総裁の発言からユーロの追加利下げの可能性が浮上しました。米雇用統計の結果次第の動きとなりそうですが、それまでは上値の重い展開が続きそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 131.00 | 132.00 | 128.00 | 126.00 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
先日RBAの政策金利を2.75%に据え置くことを決定した際、長い時間がかかったとの発言から、8月利下げの可能性が指摘されています。昨日副総裁がその発言は誤解としたことから早期利下げの可能性は後退したものの、上値の重い展開が継続しそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 92.50 | 93.80 | 90.15 | 89.90 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2013年7月5日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2013年7月5日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★★ | 21:30 | (米)6月非農業部門雇用者数(前月比) | +16.5万人 | +17.5万人 |
★★★ | 21:30 | (米)6月民間部門雇用者数(前月比) | +17.5万人 | +17.8万人 |
★★★ | 21:30 | (米)6月失業率 | 7.5% | 7.6% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します